投資信託・ETF

【VT】米国ETF 全世界株投資の王道 究極のずぼら投資

今回は私が最も好きな米国ETFのひとつである「VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)」の特徴やVTへの投資のメリット、デメリットをご紹介します。

また、個人的な意見にはなってしまいますが、投資タイミングやどんな人におすすめのETFなのかという点も分かりやすくお話していきます。

今回の内容を聞いて頂くことで、VTに投資するかどうか判断する上で必要な情報を網羅的にインプットすることができます。

最終的に投資するかどうかは別として、投資すると決断するにしても、投資しないと決断するにしても必須の情報がびっしり詰まっているので、ぜひ最後までお付き合い下さい!

全世界株ETF VTの特徴とは?

VTを紹介していく前に、今回の記事の結論を先に言ってしまいたいと思います。

忙しい方はこの3つのポイントを抑えておいて頂ければ、一先ず大丈夫です。

・全世界株ETF VTの特徴

  • VTは全世界の株式を投資対象としたETF
  • 世界経済の成長が続く限り、VTの株価も右肩上がり
  • 忙しい人におすすめの「放ったらかし且つ保守的な運用ができるETF」

ちなみに私は、「ガッツリ投資に没頭したくはないけど、投資は必要だから始めたい」という人には、先ずは全世界株投資が出来る投資商品をおすすめしています。

タイトルにある通り、究極のずぼら投資に最適だと言えます。

投資初心者の方からベテランに至るまで、まさに万人におすすめできる投資対象です。

さて、それではここからはこの結論に至った根拠を具体的にお話していきますね。

全世界株ETF VTの概要/VTとは?

先ずは、そもそもVTとはどんなETFなのかを知って頂くために概要からお話していきます。

・運用会社/信用できる?

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)は、バンガード社が運用している米国ETFです。

バンガード社とは、世界で初めて個人向けインデックスファンドを売り出した運用会社で世界第二位の資産運用会社です。

創業者は「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれるジョン・ボーグル氏で、とにかく個人投資家に寄り添った経営がされれています。

・投資対象インデックス/何に投資してるの?

VTに投資をすることで、その名前の通り全世界の上場株式にまとめて投資することが可能です。

厳密には「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という指数に連動することを目指したETFです。

全世界の時価総額の90-95%程をカバーしていることから、全世界株ETFと呼ばれています。

・セクター構成/どんな業界に投資してるの?

投資している業界としては、テクノロジーセクターが19%で最も高く、金融、資本財、ヘルスケアセクターが続いています。

時価総額比率に応じて投資比率が変わりますので、今の世界経済はテクノロジーセクターによって牽引されているということが分かりますね。

・組入銘柄TOP10/どんな企業に投資できるの?

VTの組入銘柄の上位には「GAFAM」と呼ばれる世界トップのIT企業がずらりと並びます。

上位10社で全世界の時価総額の10%以上を締めています。

・配当利回りと増配率/配当はどのくらい貰えるの?

VTの配当利回りは1.6%程で過去5年の増配率は4.7%です。

決して高配当というわけではありませんが、それでも毎年着実に増配を継続している点は素晴らしいですね。

・経費率/投資するのにどのくらいお金がかかるの?

VTの経費率は0.08%です。

ETFとしては十分に低コストの部類ではありますが、S&P500に投資ができるVOOや米国全体に投資できるVTIの0.03%と比較すると少しだけ見劣りしてしまいます。

ただ、繰り返しにはなりますが、十分に低コストと言えるレベルです。

・純資産/人気あるの?

VTの純資産は243億ドルです。

日本円にして2.5兆円以上です。

日本でTOPクラスの投資信託でも純資産は数千億円ですから、その規模の大きさが分かりますね。

・過去10年の株価推移は?/VTって儲けられるの?

VTの10年での年率平均リターンは10.18%となりました。

全世界に分散投資しつつ、2桁の成長率を達成できたのは素晴らしい成績だと言えますね。

VTのデメリット3選/全世界に投資することの弊害

さて、ここまででVTの基礎的な情報を抑えることができましたので、ここからは全世界株ETFのメリットとデメリットを見ていきましょう。

先ずはデメリットを3つ挙げました。

・米国市場が6割

VTに投資することの先ず1つ目のデメリット、懸念点としてはポートフォリオの6割をアメリカが占めている点が挙げられます。

全世界株と謳ってはいるものの、半分以上をひとつの国で占めていることを懸念される方はいると思います。

アセットアロケーションを独自で組んでいて、例えばアメリカの比率は4割に抑えたいと考えている投資家にとってはVTは不適切です。

ただし、アメリカの比率が大きいのは、アメリカの調子が良く、その他の地域の調子が悪かった結果です。

個人的にはVTの過去10年の成長率が10%を超えていたのは、アメリカのおかげなので一概に悪いことだとは考えていません。

調子の良い国・地域に引っ張ってもらうことがVTの強みでもあるからです。

・成長率が低い地域を含む

VTへの投資の懸念点の2つ目としては、低成長の国や地域にも投資をしてしまう点が挙げられます。

例えば「eMAXIS Slim全世界株式 除く日本」のように、日本の将来を悲観的にみている人向けの商品があります。

新興国の不安定さは避けたいと思っていても、VTに投資をする限りは新興国も含まれてしまいます。

自身に投資対象の選択の余地がない点が2つ目のデメリットです。

・No.1にはなれない

そして、VTへの投資のデメリットの3つ目としては、絶対にNo.1にはなれないという点が挙げられます。

これは当たり前ですが、VTはあらゆる国、地域を投資対象としているので、調子が良い地域に投資できていると同時に、調子が悪い地域にも投資をしてしまっています。

結果として、投資成績は相対的に常に平均点に留まります。

その結果起こることとしては、TwitterなどのSNSでマウントを取られて精神的にブレる可能性があります。

マウントをとってくる人を気にせずに、軸を持って投資をできるかどうかが投資で成功する為のひとつの鍵になります。

VTのメリット3選/全世界株投資はやっぱり安心

それでは次に、VTのメリットを3つお話していきます。

・究極の分散投資

VTの1つ目のメリットとしては、やはりその究極の分散性にあります。

全世界の投資可能な株式の95%ほどに投資するわけですから、これ以上の分散投資はありません。

株式投資をする上で最も難しいことの1つに何に投資するかという点が挙げられますが、全てに投資するVTだと悩む必要はありません。

年率4〜8%程のリターンを目指している人にとっては、最良の投資先と言えます。

・最も信頼できる(狼狽売りしにくい)

VTのメリットの2つ目としては、他の投資対象と比べて、狼狽売りしにくいという点があげられます。

大暴落が起こったとしても、中長期的に世界全体が成長すると信じられていれば焦って売る必要がないからです。

例えば、個別株の場合だと倒産リスク、ある国への投資だと日本のように長期的に株価が回復しないリスクを考慮に入れる必要があります。

そういった意味で、VTと比較すると精神的な安心感が劣後します。私もこれまでに暴落を経験してきましたが、全世界株を売却しようと思ったことは一度もありません。

・投資で失敗する可能性を下げる

VTのメリットの3つ目としては、投資の出口戦略の時期に後悔する可能性が低い点が挙げられます。

例えば、2000年代でいうと、新興国株の調子がよく、米国株のリターンは他市場に比べると劣後していました。

そんな時期に米国株にしか投資してこなかった人が資産の取り崩す時、その人は「ああ、新興国株に投資をしていれば良かった」という気持ちになります。

一方で、全世界株投資の場合は、No.1にはなれませんが、他市場と比べて大きく劣後することはありません。

この安心感は全世界株投資の大きなメリットだと言えます。

VTはどんな人におすすめ?

さて、ここまでの内容で米国ETFの中でも人気のあるVTの特徴やメリット、デメリットは把握して頂けたと思います。

ここまでの内容をまとめる形でVTがどんな人におすすめかを3つのポイントでまとめました。

  • 安定した資産運用(年率5%程)で満足できる
  • 投資に時間を割きたくない
  • 世界の成長は信じることが出来る

先ず第一に、「年率4〜8%ほどのリターンで満足できる人」はVTがおすすめできます。

逆にいうと、もっと高いリターンを求める人にはVTはおすすめできません。

VTは良くも悪くも中長期的なリターンは安定していますので、自身の資産運用計画に照らし合わせて判断する必要があります。

次に、「投資に時間を割きたくない。」にはVTはおすすめできます。

個別株投資をする場合は、投資する前の銘柄分析や投資した後も決算分析などをする必要があり、それなりに時間がかかります。

普通の人はそういった投資関連の分析よりも仕事や家事、趣味に時間を割きたい人が多いと思います。

VTの場合は分析は一切不要なので、投資に時間を割きたくない人にはおすすめできます。また、「ある企業やどこかの国の将来は信用できないけど、世界全体の成長なら信用できるという人」にもVTはおすすめです。

よくよく勉強していない限りは、一企業の将来に絶対の自信を持つことは難しいです。

その結果として、不祥事や相場の下落により株価が暴落したときに狼狽売りに繋がります。

メリットのところでもお話ししましたが、VTは世界全体の成長さえ信じることが出来ていれば、他の投資に比べると狼狽売りをする確率は低いです。

つまり失敗する、損する確率が低いと言えます。あくまで一例ですが、今挙げたポイントに当てはまる方はVTへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。

VTの投資のタイミング/いつ投資すればいいのか?

それでは最後に、「VTにはいつ投資をすればいいか」という点について私の見解をお話しします。

結論としては、VTはいつ投資をしても問題ないと考えています。

途中でお話ししてきた通り、VTを活用した資産運用は、長期で安定的なリターンを目指すことが大前提としてあります。

長期での投資リターンを考えたときに、その時々の割高、割安の判断が最終的な投資成績に与える影響は限定的だとされています。

また例え投資した後に暴落が来たとしても、狼狽売りをしにくいという特徴もあるので、そういった意味でも特にタイミングを計った投資が必要ではないと言えます。

長期的・安定的な成長を目指した資産運用に最適

さて、いかがでしたでしょうか。

今回はVTの特徴やメリット、デメリットをまとめてきました。

VTは全世界の株式に投資ができる非常に魅力的な米国ETFです。

経費率も0.08%と非常に低くいので、安心して長期運用が出来ます。

安定した資産運用にはもってこいなので、老後資金や子供の大学費用などの用途にも対応できます。

ぜひ、投資候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

以上、今回の内容が皆さんの情報収集の参考になっていれば幸いです。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごしください!

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