投資信託・ETF

【米国株ETF】VGTとQQQをどっちがいいか比較解説|S&P500を圧倒する最高のリターンが魅力のオススメETF

こんにちは、風見です。

今回は米国株ETFのエース的なポジションにVGTとQQQという二つのETFについて解説していきます。

先日このようなツイートをしました。

https://twitter.com/hirofumi_kzm/status/1283732011685797900

 

米国株のエースVGTとQQQは甲乙つけるのが難しいほど優秀なETFです。

VGTとQQQの強みは、

⑴圧倒的なトータルリターン
⑵下落からの回復スピード
⑶ここ数年急激な成長を見せてきたFAANG+Mへの集中投資

などが挙げられます。

ある程度の分散を効かせつつ、最低限のコストで投資ができるので、個別株投資する意味があるのかな?と疑問に思うほど優秀な成績を収めてきました。

ただし、これは過去の話であって、将来も同様に素晴らしいリターンを残してくれるかは分かりません。

成長の罠には注意が必要ですね。

このような内容です。

今回はこのツイートを深掘りしながら、VGT・QQQを解説し、どちらが良いのかというのを考えていきたいと思います。

米国株ETF VGTとQQQの概要を解説します

それでは先ずはじめにVGTとQQQの概要を説明していきます。

VGT(バンガード•米国情報技術セクターETF)とは

先ず、VGTの概要を解説します。

VGTは正式名称をバンガード•米国情報技術セクターETFと言います。

設定日は2004年1月となっており、ETFの中では古い部類です。

ETFとは簡単にいうといろんな会社の株式の詰め合わせパックというイメージです。

投資対象としては米国の技術情報セクターで大型株から小型株まで情報技術セクターを広く網羅しています。

純資産は336億ドルとVOOなどと比べるとそこまで大きなETFというわけではありませんが、流動性は十分なレベルです。

経費率は0.1%となっており、VOOやVTIといった最低コストのETFと比べるとほんの少し高目ですが、セクターETFとしては全然許容レベルだと思います。

配当利回りは約1%前後です。

米国の平均が約2%なので、市場平均よりも低いことが分かりますね。

組入銘柄数は335銘柄となっており、数だけを見ると十分に分散できています。

QQQ(インベスコQQQトラスト•シリーズ1ETF)とは

次にQQQの概要をみていきましょう。

QQQは正式名称をインベスコQQQトラスト•シリーズ1ETFと言います。

トリプルキューやキューブスというニックネームがあるようです。

設定日は1999年3月となっており、VGTよりもさらに古いETFで歴史が長いです。

ベンチャー企業向け株式市場であるNASQAQに上場する株式のうち、金融系の銘柄を除く、時価総額上位100社を集めた指数であるNASDAQ100に連動するETFです。

純資産は1225億ドルとなっており、インデックスファンドの中でもトップクラスに資産が大きいです。

S&P500に連動するETFのSPY/IVV/VOOと米国全体に投資するVTIの次に大きいETFです。

円ベースで約13兆円なので、日本の投資信託とは規模が違いますね。経費率は0.2%となっており、最近のETFや投資信託と比べると少し高い印象です。

配当利回りは約0.7%前後です。米国の平均が約2%、VGTの1%よりもさらに低いですね。

組入銘柄数は104銘柄となっており、ETFとしてはそこまで銘柄数は多い方ではありませんが、十分に分散した投資ができます。

セクター構成(ハイテクセクター多め)

それでは次にセクターバランスを確認していきましょう。

VGTは情報技術セクターという名前だけあってテクノロジーセクターが占める全体に比率が9割と非常に高いですね。

対してQQQは44%となっています。

市場平均が24%なので、やはりテクノロジーセクターが主役であることが分かります。

ただし、QQQはテクノロジーセクター以外もそこそも入っています。

QQQはAmazonやGoogle、Facebookといった、いわゆるFAANGが全て含まれている為、セクタ構成が少しばらけている形です。

銘柄構成(GAFAM中心)

それでは次に構成銘柄TOP10を見ていきましょう。

VGTの構成銘柄TOP10はAppleとMicrosoftの占める比率がかなり高いですね。

VGTはAppleとMicrosoftだけで全体の37%を占めているので、VGTに投資をするイコール、この2社に投資をするという感覚に近いですね。

3位以下を見てもVisaやMasterCard、Intel、NVIDIAなど超優良企業がズラリと並んでいます。

非常に魅力的ですね。

対してQQQはご覧頂いてお分かり頂ける通り、FAANG+M全てに投資ができます。

FAANG+Mが占める比率は48%なので、QQQに投資をするイコール、FAANG+Mに分散投資するというイメージですかね。

また加えて最近話題のTeslaもランクインしてきています。正直私にはTeslaの価値と株価のバランスは測りかねていますが、注目企業であることは間違いないと思います。

VGT、QQQ共にTOP 10が全体に占める比率が55%以上と非常に高いことも特徴と言えますね。

またこう見るとVGT、QQQのリターンが素晴らしいであろうことは、簡単に想像つきますね。

それでは実際にどうだったかを見ていきましょう。

VGT・QQQの投資パフォーマンス(2005年〜)

VGT、QQQの2005年以降のパフォーマンスを見ていきます。

左のグラフが2005年に10,000ドル投資したときのVGT、QQQ、S&P500指数の推移です。

青色がVGT、赤色がQQQ、黄色がS&P500の推移となっています。

このグラフを見て一目瞭然ですが、VGT、QQQはS&P500を圧倒していますね。

2020年6月末時点でVGTとQQQのリターンはS&P500指数の2倍になっています。

この期間の年率平均リターンを見てみるとS&P500が8.35%だったのに対してVGTは13.16%、QQQは13.42%となっていました。

次に投資の世界ではリスクという意味で使われている標準偏差を見てみると、S&P500は14.54%、VGTは18.29%、QQQは17.56%となっています。

つまりVGTとQQQはS&P500よりもリスクが高いということです。

ただここで注意しないといけないのが、投資の世界でのリスクは変動の幅を表しているということです。

私たちの一般的な感覚だとリスクというと損をする可能性という方がしっくりきますよね。

なぜなら株価が上がる分には問題がないからです。

そこで株価が下落するリスクに対するリターンの大きさを表す指標であるソルティノレシオを見てみるとS&P500は0.77、VGTは1.08、QQQは1.14となっており、下落に対する投資効率はVGT、QQQの方が圧倒的に良いことを表しています。

また下落からの回復スピードを見てみると、リーマンショック時の大幅下落から元の水準まで回復するまでに掛かった期間はS&P500が約3年だったのに対して、VGTとQQQは約2年で回復しています。

2020年3月の暴落後もVGT、QQQの回復は S&P00と比較するとかなり早かったので、こういった面でも下落に強いと言えると思います。

ハイテクセクターは景気敏感株が多くリスクが高いと言われていましたが、ここ15年ほどの投資リターンを見てみるとそんなことはありませんでしたね。

VGT・QQQの魅力・メリットとは

それでは、ここまでの内容からVGT・QQQへの投資の魅力と懸念点をまとめたいと思います。

S&P500を圧倒するリターンが魅力的

先ず魅力の1つ目としては、やはりその圧倒的なリターンが挙げられます。

先ほど見た通り2005年から2020年までの年率平均リターンがS&P500よりも5ポイントも高いのは驚異的なことだと思います。

S&P500は決して平凡な指数ではなく、インデックス投資の中では最高クラスの信頼性を持っており、伝説の投資家ウォーレンバフェット氏も妻に対して、自身の他界後はS&P500に資産の9割を割くように伝えているほどです。

そのような指数を上回り続けているという点が先ず一つ目の魅力です。

暴落からの回復スピードが早い

魅力の2点目としては、下落からの回復スピードが速い点が挙げられます。

2020年3月のコロナウイルスによる暴落からの回復が早かったのは少し特殊要因ですが、通常時の金融ショックの暴落からの回復も速い点から魅力だと言えると思います。

GAFAMへの集中投資でリターンを高める

魅力の3点目としてはFAANG+Mへの比率が高い点が挙げられます。

S&P500のうちFAANG+Mが占める比率は約22%ですが、VGTは38%、QQQは48%となっており大部分を占めています。

特にここ10年のFAANG+Mの成長は凄まじく、今でもM&Aを繰り返しながら次の時代への先行投資を積極的にしていることから今後への期待も持てる点が魅力だと言えます。

VGT・QQQのデメリット・懸念点

次にVGT、QQQへの投資の懸念点を3つ紹介したいと思います。

経費率がほんの少しだけ割高

先ず一つ目の懸念点としては経費率が少し高い点が挙げられます。

高いといってもVGTが0.1%、QQQが0.2%なので、VOOや VTI、IVV、SPYなどと比較して少し高いというだけで絶対値としてはかなり低い方だと思います。

ただ、事実として少し高く、投資額が大きくなればそれなりの差になるので、ここでは懸念点として挙げました。

PER・PBRがほんの少しだけ割高

懸念点の2点目としてはPER・PBRが数値的に少し割高感がある点が挙げられます。

S&P500連動ETFのVOOが22倍なのに対して、VGT・QQQは30前後ですので数値的には高いですが、そこまで高いというわけではないかなという水準です。

ETFで40を超えてくるとあまり見ない水準にはなりますが、30くらいだと最近の水準としては許容範囲だと思います。

ただ一昔前のPERの水準値としては15〜20と言われていたことを考えると、警戒する人もいるのかなとは思います。

GAFAMへの集中投資はリスクでもあります

3点目の懸念点としては、FAANG+Mへの投資比率が非常に高い点が挙げられます。

これはメリットとも言えるので難しいですが、今後も高い成長を維持してくれればメリットになりますが、投資の世界では過去高いパフォーマンスだったことが将来のパフォーマンスを約束してくれるわけではありません。

また既に将来への高い成長が株価に織り込まれているのだとしたら、期待値を超えていかない場合は下落要因になり得るので、そういった面でリスク・懸念点としても取り上げました。

VGT vs QQQ比較 どちらが良いのか?

以上、ここまででVGTとQQQについて紹介してきましたが、どちらも非常に優秀なETFだという印象を持たれたと思います。

ここ20年間は本当に文句の付け所がないくらい優秀な成績を見せてきたので当然ですね。

最後にどちらのETFの方が良いのかという点を話していきたいのですが、絶対にどちらかの方が良いというのは非常に難しいです。

どちらにするのかというのは投資家の好み、投資方針によるのかなと思います。

二つのETFを選ぶポイントをまとめてみました。

ポイントは3つあると思っていまして、

1つ目のポイントは分散です

銘柄数が多い方がいい場合はVGT、セクターがばらけている方が良い場合はQQQ、FAANG+Mへの依存が小さい方が良い場合はVGT、小型株にも投資がしたい場合はVGTという感じですね。

これは本当に人によるので優劣というわけではないと思います。

2つ目のポイントは経費率です

リターンはその時々で変動しますが、ETFにおける経費率は100%、資産にマイナスの影響を与えます。

確実に発生する経費率をなるべく低く抑えたいという方はVGTの方が良いのではないでしょうか。

ただ投資額が小さい場合はそこまで気にするレベルではないことは事実です。

3点目のポイントが配当利回りです

高配当株とは違って、VGTやQQQに投資をする人はどちらかというと配当はあまり出ない方がいいと思っている人が多いのではないでしょうか。

配当を出さずに自社内でどんどん再投資して、キャピタルゲインに繋げたいという人はQQQになるのかなと思います。

ここまで説明しておいて申し訳ないのですが、本当に優劣をつけるのが難しいETFです。

ちなみに、なんですけども、私はどちらかというとVGTの方が好みなので、VGTに投資をしています。

理由は小型株も含んでいる点、経費率が低い点の2点です。

私は他の条件が似ているときは小型株を含んでいる方が良いと考えているからです。

VTIとVOOの比較もよくされますが、私がVTIの方をより好んでいるのも同じ理由です。

ただ、これはあくまで私の好みの問題なので、参考までとしてください。

最強ETFであるVGTとQQQの比較まとめ

以上、ここまでで VGTとQQQのETF紹介をしてきましたが、参考になりましたでしょうか。

いずれも甲乙つけるのが難しいほど優秀なETFだということがお分かりいただけたかと思います。

私は基本的には全世界投資を主体においた運用をしていますが、サテライト運用としてVGTも取り入れています。

理由としては、ポートフォリオ全体のリターンの向上と下落局面からの早期回復に貢献してくれると考えているからです。

現在の投資はVGTやQQQといったハイテクセクターに集中投資することがあっても、ハイテクセクタを排除した投資はなかなか厳しいと思うので、メインにするのは怖いという方も私のようにサテライト運用として取り入れてもいいのではないでしょうか。

今回の動画でVGTやQQQに興味を持たれた方はぜひご自身でも調べた上で投資を検討頂ければと思います。

以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

皆さんの投資生活の参考になっていれば幸いです。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

□■↓YouTubeでは動画で解説しています↓■□

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
関連記事一覧
投資ノウハウ

SP500の年率平均利回りに騙されるな!【本当のリターンを歴史から学ぶ】

2020年7月28日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
こんにちは、風見です。 今回は「年率平均リターンに騙されてはいけない。平均になる確率はたった5%。株式投資のリスクを知ろう。」というテ …
個別株

【米国株】ブラックロック銘柄分析|資産運用会社No.1は最強のサブスク銘柄!?【BLK】

2020年7月22日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
こんにちは、風見です。 今回は世界最大規模の投資運用会社である米国株ブラックロック社の銘柄分析をしていきたいと思います。 ブラッ …
投資信託・ETF

ハイテクETFのQQQへの盲目的な投資は要注意|失敗しない為に必要なこと

2020年8月23日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
今回は「QQQへの盲目的な投資には注意が必要」というテーマでお話ししていきます。 こんにちは、「休みの日何やってるの?と聞かれる度に答 …
株式投資

【米国株ETF】VOOのメリット•デメリットを解説!S&P500への投資が最高のパフォーマンスだった件【銘柄分析】

2020年2月6日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
こんにちは、風見です。 今回は今世の中で最も人気のある投資対象の一つであるVOOについて、解説していきたいと思います。 今回は次 …
投資信託・ETF

【米国株ETF】VYMの高配当株投資は再現性が高いのでおすすめです【株式投資】

2020年8月1日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
こんにちは、風見です。 今回は「VYMでの高配当株投資は再現性が高いという点でオススメ」というテーマについてお話ししていきたいと思いま …