投資ノウハウ

バンガード社が米国株投資ではなく全世界株投資を推奨する4つの理由

こんにちは、風見です。

今回は「バンガード社が国際分散投資を推奨する4つの理由」について、お話ししていきます。

先日このようなツイートをしました。

https://twitter.com/hirofumi_kzm/status/1297800721107021824

👑国際分散投資は必要でしょうか❓

バンガード社が投資家に対して次の4つの理由から国際分散投資を推奨しています🍀

  1. 今後10年は米国以外が好調な見込み
  2. ボラティリティを抑える
  3. 米国以外の優良企業に投資する
  4. 高い配当利回りを得る

この指針に盲目的に従うのではなく、自身の投資方針にあった手法を選択することが大切ですね。

こういった内容です。

今回はこの内容を深掘りする形でお話ししていきます。

  • 投資対象に悩んでいる
  • 米国以外に投資する必要性を知りたい
  • 国際分散投資に適切な商品を知りたい

といった方に有益な内容になっていると思うので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

最初に簡単に自己紹介させて頂きます。

わたしは給与所得を全世界株式への投資に回して、一部を米国株式ETFや個別株に投資しています。

ポートフォリオのざっくりとした内訳はこの円グラフの通りです。

個別株にも投資をしていますが、基本的にはインデックス投資が中心です。

米国株の今後10年間の見通し

はい、それでは本題です。

ここからは早速バンガード社が国際分散投資う推奨している理由を4つ紹介していきたいと思います。

先ず1つ目の理由は「今後10年間は米国以外の投資収益が米国を上回ることが想定されるから」です。

出典:https://advisors.vanguard.com

本内容についての考察は、実は既に記事にしているので、宜しければ下記から確認して下さい。

結論としては、こちらに示している通り、今後10年間のアメリカの年率平均リターンの見通しは4-6%、アメリカ以外は7-9%というリターンになっています。

米国一強時代の終焉?【バンガード社の予測データを共有】今回は「米国株一強時代の終焉か?全世界投資がおすすめ」というテーマでお話ししていきます。バンガード社の今後10年間の見通しのデータやより長期の過去実績のデータを共有しながら解説します。...

このリターンの算出方法について、詳しい背景の記述は見つけられませんでした。

私の予想ですが、バンガード社はアメリカ経済の持続的な成長は見込んでいると思います。

一方で、好不調の循環サイクルの面やPERで見るとアメリカが他国に対して割高であることなどから、米国以外の投資収益に対して劣後すると見ているのではないでしょうか。

リスクを抑える

国際分散投資を推奨する理由の2つ目としては「ボラティリティの低減」が挙げられます。

これは何となく皆さんも納得されるのではないでしょうか。

このグラフは1970年から2020年までのデータから算出されたものです。

出典:https://advisors.vanguard.com

横軸が米国以外の株式比率を表しており、右に行くに従って米国以外の株式がポートフォリオに占める割合が高くなります。

縦軸はボラティリティの影響度を表しています。

このグラフを見ると米国以外の株式をポートフォリオ全体の30〜40%ほど組み入れることでボラティリティを抑える効果が見込まれるということが分かります。

米国以外の優良企業への投資

バンガード社が国際分散投資を推奨する理由の3点目としては「米国以外の優良企業への投資」をすることが挙げられます。

この表は米国以外の世界全体に投資ができるETFであるVEUの組入銘柄TOP10社です。

アリババやテンセント、ネスレなど投資をしている人なら誰でも一度は聞いたこと、投資を検討したことがあるような企業がズラリと並んでいますね。

そして第9位には日本代表としてトヨタがランクインしています。

これらの銘柄の直近20年のリターンを見てみるとこのグラフの通りです。

少し見にくいですが、太い黒色の折れ線がVTIの推移を表しています。

このグラフを見るとTOPにランクインしている企業はここ20年は非常に優秀な成績を収めていることが分かります。

こういった米国以外の優良企業への投資チャンスを逃さないというのが、国際分散投資を推奨する3点目の理由です。

より高い配当利回りを得る

4点目の理由は「より高い配当利回りを得ることができる」という点です。

出典:https://advisors.vanguard.com

2010年から2020年までの実績を振り返ってみると米国株式の配当利回りが1.92%だったのに対して、米国以外は2.57%と広く分散している中で、0.5%の開きが出ました。

これは米国以外が米国に対して相対的に割安だった為、配当利回りが高く見えているというのもありますが、ポートフォリオ全体の配当利回りの向上に貢献しそうですね。

国際分散投資の必要性を考えてみる

それでは、今見てきた一つひとつの理由に対して私たちに国際分散投資が実際に必要かどうかを考えていきましょう。

米国株の今後10年間の見通し

バンガード社の見通しでは、今後10年間は米国は米国以外に劣後する見通しでしたが、この結果を受けて私たちは国際分散投資をした方がいいのでしょうか。

結論は人それぞれで異なってくると思いますので、私なりに2つのパターンを提示したいと思います。

先ず投資可能期間が少なくとも10年以上あり、長期的には米国株のリターンに優位性があると考えている投資家にとっては、国際分散投資は必要ないも考えられます。

先日の記事でもお見せしましたが、米国株は確かに米国以外に対して優位に立っていたり劣後していたりします。

出典:https://www.hartfordfunds.com

ただ、こういった循環を通して米国株が成長していくと考えれば、劣後している期間は相対的に割安に仕込める時期と考えることもできます。

よって、投資可能期間が長く、米国の成長性にベットするという方は国際分散投資をしないという選択肢もありだと思います。

一方で、投資可能期間が短い、もしくは米国の将来に確信が持てない人は国際分散投資が無難だと言えます。

私はどちらかというとこのタイプです。

アメリカの強さは確かだし、将来性も非常に魅力的です。

一方で大暴落が起こったときに最後まで信じ切れるかと言われると、100%と断言ができないので、私は全世界投資を投資のメインに置いています。

ボラティリティを抑える

次に国際分散投資でボラティリティを抑えるという点については、価格の変動の幅を抑えたい人にとっては国際分散投資は有効な手段になると思います。

一方で長期投資の考え方が骨身に染みており、どんなことがあってもアメリカの成長性に対する自信が揺らがないという人は変動の幅を気にしないという選択肢もあり得ると思います。

米国以外の優良企業への投資

次に米国以外の優良企業への投資については、これは結局は理由の1つ目のリターンと同じなので割愛したいと思います。

米国以外に投資をすることで、優良銘柄にも投資するチャンスは生まれますが、同時にパフォーマンスが優れていない銘柄にも多く投資をすることになります。

結局は全体のリターンをどう予測するかの違いなので、米国以外の成長を予想する場合は国際分散、米国株式が長期的に優位性を持つと考える場合には米国株集中投資でもいいのではないでしょうか。

より高い配当利回り

最後の「より高い配当利回り」については、高い配当利回りを求める投資家もいれば、課税の観点から配当利回りは低い方がいいという方もいらっしゃるので、ここもより個々人の投資方針に合う方を選択すればいいと思います。

こういった要素別に国際分散すべきか、集中投資すべきかを考えていき、要素ごとに優先順位をつけて投資方針を決めていただければと思います。

オススメ金融商品

それでは、最後に国際分散投資にオススメの金融商品をいくつか紹介したいと思います。

先ず、既に米国株に集中投資をしていて、国際分散したいという方には、バンガード社のVEUというETFがオススメです。

VEUは途中でも紹介した通り、米国以外の全世界に投資ができるETFです。

これ一つで米国以外にまとめて投資ができる為、お手軽です。

ただし、VEUよりも米国を除く先進国に投資ができる↓VEAと新興国に投資ができるVWOという2つのETFを使ったポートフォリオにした方が、全体の経費率は抑えられるので、もし面倒ではなく、コストを極力抑えたいという人はVEAとVWOも選択肢に入ると思います。

また、これから投資を始めるという人で国際分散投資をしたい方は、投資信託のeMAXIS Slim全世界株式オールカントリーやETFが良い方は VTやVTI+VEA+VWOという組み合わせがいいのではないでしょうか。

今ご紹介した投資信託やETFはいずれも業界最低水準の経費率なので、あとは自身の好みの問題になってくると思います。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

今回はバンガード社が国際分散投資を推奨する4つの理由を紹介しつつ、今後どのような投資が考えられるかを検証してきました。

投資は結局は人それぞれ置かれている環境や考え方によって、異なってくるので、ぜひご自身の考え方にマッチした手法を選択いただければと思います。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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