投資信託・ETF

【米国株ETF】減配のSPYD リバランスで復活? 追加投資すべきか

こんにちは、風見です。

人気高配当株ETFのSPYDのリバランスが実施されましたね。

今回は「リバランスされた後のSPYDはどう投資判断をすべきか」という点について、私なりの意見をお話ししていきたいと思います。

【米国株ETF】減配のSPYD 高配当株ETFを損切りすべき?【株式投資】今回は「減配のSPYDはこれからどうなる?高配当株ETFを損切りすべきかどうか」というテーマで、SPYDに限らずここ最近パフォーマンスが悪い高配当株ETFを損切りすべきかどうかという点について私の意見をお話ししていきたいと思います。...

SPYDの銘柄数・セクター構成の変化

それでは先ずは、構成銘柄数とセクター構成の変化を見ていきたいと思います。

構成銘柄数については、無事に今回のリバランスで80銘柄に復活しています。

ここはさすがにETFの基本構成銘柄に戻った形ですね。

次にセクター構成の変化を見ていきましょう。

今回のリバランスでかなり大きく変動がありました。

前回まで最大セクターだった不動産が全体の2位に下がっており、代わりに金融セクターが圧倒的な1位に躍り出てきました。

変化率は+7.63ポイントとかなり大きくなっています。

次に大きな変化があったのは生活必需品セクターで前回までは不動産、金融セクターに次ぐ3位の位置づけでしたが、今回は前回からマイナス7ポイントと大きく構成を減らしました。

また一般消費財セクターも3.62ポイントのマイナスとなっています。

結果として構成セクターのTOP3は金融、不動産、エネルギーという、最近パフォーマンスが優れないセクターが上位を占めることになり、生活必需品・ヘルスケアというパフォーマンスが比較的堅調なセクターの構成が大幅に減る形になりました。

個別銘柄の動きをウォッチしていないので、なんともいえませんが、生活必需品やヘルスケア銘柄は株価上昇に伴う相対的な利回りの低下、金融・不動産・エネルギーセクターは株価下落による相対的に利回りが上がったというのも要因としてあると思います。

このセクター構成を見るとしばらくは株価上昇は期待しないほうがいいのかなと感じてしまいますね。

リバランスで追加された高配当銘柄

それでは、次に今回追加された29銘柄の一覧を見ていきたいと思います。

前回の61銘柄から80銘柄に増えたので追加された銘柄は19かと思いきや、実は前回から追加で10銘柄が構成銘柄から外れて、今回追加で29銘柄が加わった形です。

今回は全銘柄見ていくと時間が足りないというのと、私自身が初めて知った銘柄が多すぎて調べきれていないので、会社名と配当利回り、連続増配年数をざっくりと把握して頂ければと思います。

いかがでしょうか。皆さんのご存知の銘柄はありますでしょうか。

この中ではFederal Realty Investment Trustが増配年数が24年と長く、あと1年で配当貴族銘柄になるので、要注目ですね。

ただ、配当にコミットしていそうな企業は4社ほどしかありませんでしたね。

一方で、各社配当利回りは高かったので、高配当は維持してくれそうな期待は持てたかと思います。

SPYD 今後の見通し

全ては調べきれていませんが、今回のリバランス銘柄をいくつかみてみた結果、私個人のSPYDの見通しとしては、

今後も益々SPYDの特徴は強調されそう、尖ったETFになっていきそうだなと考えています。

ポイントは次の3点です。

  • 1点目が、配当利回りは相変わらず高そうで、5%以上は確保できそうということ。
  • 2点目に、今後も減配の可能性は十分に高いということ。
  • 3点目が、株価パフォーマンスはあまり期待できなさそうといこと。

この3点です。

配当利回りは高い

SPYDの現時点の配当額は3月と6月の配当で0.76ドルとなっており、足元の株価が28ドル前後なので、この時点で利回りは2.7%ほどあります。

仮に9月と12月の配当も6月と同様に前年から20%減配となっても0.756ドルなので、上期と合わせて1.518ドルとなり、利回りは5.4%となります。

高配当株ETFとしては十分合格レベルの配当利回りになっていると思います。

減配の可能性は高い

ただし、先ほどの銘柄一覧でみた通り、連続増配株として配当にコミットしている新規銘柄は4社しかなかったので、今後も減配する可能性は高いことはしっかりと認識しておく必要があると思います。

6月のように減配したことに大きく反応して狼狽売りをするのは避けたほうが賢明だと思います。

株価パフォーマンスは低調

最後にワクチンが普及し、景気が回復局面に入ってこれば、状況は変わると思いますが、そうでもない限りはSPYDの構成セクターTOP3の金融、不動産、エネルギーセクター銘柄の株価回復は、市場平均と比べたときに劣後してくると思います。

というのも、今回最大セクターとなった金融セクターは低金利政策下ではパフォーマンスは期待できないからです。

リーマンショック後の低金利時代は明らかに市場平均に劣後したパフォーマンスに終始していたことからも、今回も同様のケースになることが想定されます。

一方で景気が戻ってくれば大きく回復する余地はあるかと思います。

エネルギー、不動産セクターもワクチン普及までは、厳しいパフォーマンスが予想されます。

SPYDの投資判断

では、ここまでのSPYDのリバランスによる影響を踏まえて、投資判断はどうするのかという点を最後にお話ししたいと思います。

結論としては、前回と変わらず、配当をKPIとして、株価を含めたトータルリターンは気にしないという方は追加投資しても問題ないと思います。

ただし、先ほどのスライドでお話ししたSPYDの今後の3つのまとめは強く意識しておく必要があると思います。

配当をKPIとしていない人で割安だから投資を考えているという人には正直おすすめはしません。

直ぐに景気が回復していけば、問題ないと思いますが、割安銘柄への逆張りの感覚で投資をするとどうしても市場平均とのトータルリターンとの比較になってしまい、投資妙味を感じられずに途中で損切りすることにつながる可能性があると考えています。

まとめ

以上、SPYDのリバランスに伴う影響や今後の見通しと私の投資判断をお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の内容はあくまで私の一意見なので、投資判断はご自身の検証と責任のもとお願いしたいのですが、情報収集の参考になっていれば幸いです。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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