投資ノウハウ

S&P500暴落の裏にある真実【これを知っておけば2番底も怖くない!】

こんにちは、風見です。

今回は「これさえ知っておけば2番底は怖くない!暴落を学び、相場の特性を理解する」というテーマで、来るかどうか分かりませんが、2番底に向けて知っておきたい投資知識を共有していきたいと思います。

先日こういったツイートをしました。

2番底はむしろ歓迎した方がいいのかも。

S&P500の歴史を振り返ると暴落は歓迎すべき。

暴落を耐えた先にあるのは、下落よりも長いブル相場⤴️

暴落を耐えた者に与えられるギフトを逃さないように市場に居続けることが大切☺️

暴落がどうしても怖いなら、暴落に強いポートフォリオにしましょう✨

こういった内容です。

今回はこのツイートを深掘りする形で、2番底に向けた相場の知識を共有していきます。

記事の構成としては、先ずはじめにS&P500の暴落の歴史とその裏に隠された真実として2つのデータを紹介します。

そしてその後に暴落に警戒したいという方に向けに暴落に強かったセクターを紹介したいと思います。

ぜひ最後までお付き合い下さい!

最初に簡単に自己紹介させて頂きます。

私は給与所得を基本的には全世界株式への投資に回して、一部を米国株式ETFや個別株に投資しています。ポートフォリオのざっくりとした内訳はこの円グラフの通りです。

個別株にも投資をしていますが、基本的にはインデックス投資を主軸においた運用をしています。

暴落の後に続く挙げ相場を逃すな【14ヶ月と70ヶ月】

はい、それでは本題です。

先ずはS&P500の暴落の歴史とその裏に隠された2つの真実の1つ目として14ヶ月と70ヶ月の話をしたいと思います。

このグラフはS&P500の1949年から2018年までの暴落とその後の回復相場の大きさを表しています。

S&P500はこの期間、計9回の20%を超える暴落を経験してきました。

キューバ危機、ベトナム戦争、第一次オイルショック、第二次オイルショック、ITバブル崩壊、リーマンショックなどが代表的ですね。

この9回の暴落の平均下落率は約33%で、底を着くまでに掛かった期間は14ヶ月が平均となりました。

そう考えてみると2020年のコロナウイルスショックによる下落は35%程の下落を約1ヶ月で記録したので、少し異常な暴落だったということがこういったデータからも見て取れますね。

今回の下落もそうでしたが、過去の下落も平均で30%を超えているわけですから、投資家にとっては耐え難い、辛い経験となったことは間違い無いでしょう。

ただ投資家にとって本当に辛いのはこの暴落では無いかも知れません。

というのも、こういった暴落の後には投資家にとって非常に素晴らしい環境が続くことがこのグラフから分かります。

これまでの20%を超える暴落は平均14カ月の辛い時期を過ごすことが分かりましたが、実はその後には70カ月のブル相場、つまり上げ相場が続きます。

そしてそのブル相場でのトータルリターンの平均は268%でした。

14カ月で平均33%の下落を受けたとしても、市場に居続けることができれば70カ月にわたる長期のブル相場で平均268%のリターンを得ることができるということです。

株式相場は波を打ちながら右肩上がりに進む傾向があると言われていますが、それをよく表していると思います。

投資家にとって本当に避けたいのは暴落ではなく、暴落後の挙げ相場を逃すことです。

暴落は確かに一時的に私たちの資産を目減りさせますが、14カ月という短期間の値動きをフォローするのではなく、もっと広い視野に立って株式市場の恩恵を受けることに専念することが重要だということをこのグラフは教えてくれています。

S&P500の過去22年のデータを検証【17勝5敗】

それでは次に、17勝5敗という話をしていきたいと思います。

このグラフ、赤色の折れ線が1997年に1万ドル投資をして2017年12月31日まで運用した時の資産の推移、青色の棒グラフが各年のリターン、灰色の棒グラフが各年の最大下落幅を表しています。

少し複雑なグラフなので、一つずつ説明しますね。

1番簡単なのが赤色の折れ線グラフですね。

これはシンプルに1997年に1万ドルを投資してから放置し続けてた場合の資産の推移です。

2000年からの下落はITバブルの崩壊、2008年の下落はリーマンショックによるものですが、リーマンショックの下落でも元本割れをしていないことが分かりますね。

それからの10年間は好調な相場に合わせて資産が右肩上がりで増えていき、2017年の12月31日で当初の約4倍となる4万ドル以上の資産となっています。

次に青色の棒グラフの説明をします。

青色の棒グラフは各年の株価によるリターンを表しています。

例えば2003年は青色の棒グラフが上、つまり利益の方向に出ているので、この年はプラスのリターンだったことが分かります。

続く2004年も2003年ほどではありませんが、最終的にはプラスで終えたことが分かります。

一方で2002年は青色のグラフが下、つまり損の方向に向いているので、この年の年間収益はマイナスだったということです。

2001年も2002年ほどでは無いですが、マイナスで終えているということが分かります。

次に灰色の棒グラフについて説明します。このグラフは各年の最大下落幅を表しています。

毎年下落は起こっているので、大きさの大小はあれ下の方向に灰色のグラフが出ていますね。

例えば2003年のケースで言うと−10-20%くらいの株価下落局面はあったけど最終的には大きくプラスで終えたことが分かります。

次に2008年の場合はリーマンショックによって大暴落が起こったことが灰色グラフの深さから分かります。

そして最終的には底からは少しだけ回復してその年を終えたと言うことが青色グラフと合わせてみることで分かります。

続く2009年は大きな下落はあったもののの、最終的には大幅プラスでその年を終えたことが分かります。

以上、大体このグラフの見方はわかりましたかね。

このグラフから、私が言いたいこととしては、暴落というか急落というかはその下落の大きさや速度によりますが、

毎年何かしらの要因で一時的に株価が下落することはあるけど、1年という中期的な期間でみるとS&P500は多くの年は年初来リターンはプラスになっている

と言うことです。

このグラフは1997年から2017年ですが、2019年までの結果を見てみると過去22年のうち、年初来プラスになったのは17回、年初来マイナスになったのは5回という結果でした。

これが17勝5敗ということです。

そしてこの5敗のうち、3回はITバブル崩壊、1回はリーマンショックといった歴史に残る大暴落の時でした。

今年のコロナウイルスによる暴落は歴史に残る規模のものだったことは間違いありませんし、市場はまだまだボラティリティが非常に高いレベルにあるので、今年がマイナスリターンになる確率は十分あり得ると思います。

ただ、そういった短期的な目線で見るのではなく、22年という長い期間に目を向けると17勝5敗なんです。

今後も17勝5敗かは分かりませんが、長期的に見るとこの赤色の折れ線グラフのようにしっかりと右肩上がりに資産は増えていく蓋然性が高いと個人的には考えています。

今年は2番底がきて、1敗してしまうかも知れません。

ただ、それが問題でしょうか?

要は長期間で勝ち越せばそれで良しだと私は思います。

セクターごとの暴落耐性

ここまででS&P500の暴落の歴史とその裏にある暴落後のデータについてお話ししてきました。

主張の内容として暴落が来ることよりも暴落後の上昇相場を逃すことの方が怖い、長期投資でしっかりと相場の恩恵を受けようというものでした。

ただ、そうはいっても暴落の時に下落のショックで狼狽売りをしてしまうかも知れないから暴落は避けたいという人も多いと思います。

それはまさにその通りで、理性で本能を制御できるときもあればそれができない時もあると思います。

暴落が怖いという方は相場に参入すべきでは無いと思います。

なぜなら暴落が怖いと思っている人は暴落がきてしまうと実際に狼狽売りをしてしまう可能性が高いからです。

ただ、暴落は怖いけど相場にはい続けたいという人は、比較的暴落に強いセクターに絞って投資をするのも選択肢に入るかも知れません。

この表はS&P500と10個のセクターの1987年から2011年の7 回の暴落時の下落パフォーマンスを比較したものです。

各セクターごとに青色背景となっている箇所がS&P500よりも下落がマイルドであったことを表しています。

これを見ると生活必需品セクターと公益セクターはこの期間の全ての暴落でS&P500よりも高いパフォーマンスを見せていたことが分かります。

その次に続くのがヘルスケアと通信です。

こういった暴落に強い銘柄に投資をすることで市場平均よりも下落の幅を抑え、精神的に余裕のある状態を目指すというのも選択肢としてはアリだと思います。

もしくは、私の個人的な考え方にはなりますが、世界全体の成長は今後も続いていくと考えています。

私と同じような考え方の方の場合は、どんなことがあっても狼狽売りをしない為にということであれば全世界株式ETFや投資信託への投資が最も安心かも知れませんね。

実際に私は、今は基本的には全世界株式に投資をしています。

S&P500暴落と上げ相場に関する考察まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

今回はS&P500の暴落とその裏に隠されている上昇相場の歴史についてお話ししてきました。

どんな時でも長期的な視野を持って相場に挑むことで、狼狽売りすることなく相場の恩恵を受けるというのが、多くの方にとって最も良い投資手法の一つになるのでは無いでしょうか。

ただし、最後にいうまでも無いことかも知れませんが、今回お話しさせて頂いた内容は全て過去の出来事です。

投資の世界では過去の出来事が将来を約束してくれるわけではありませんので、投資はあくまでも自己判断、自己責任でよろしくお願いいたします。

以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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