投資ノウハウ

【検証】今はSP500に投資すべきタイミングなのか?

今年の株価を予測したい!というのは多くの投資家にとって共通の願望ですよね。

仮に今年の株価が軟調に推移するのか、堅調に推移するのかが分かれば投資行動も大きく変わってきます。

ただ賢明な投資家なら頭では理解しています。

短期的な株価の動きは予測できないと

ただ、そうは言っても、、、

例えば

「前年のリターンがかなり良かったり、逆にかなり悪かったりしたらある程度予測出来るカモ」

と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに感覚的には好調な年の翌年は少しリターンが落ちそうです。

逆にリターンが悪かった年の翌年のリターンは株価の反発もあり、良くなりそうな気がします。

「前年の投資リターンで翌年のリターンが予測可能かどうか」

「今は投資すべきタイミングかどうか」

という2点をSP500のデータを使って検証していきます。

「割高感のある今、投資をすべきかどうか悩んでいる」

「暴落を待った方がいいか悩んでいる」

といった方にとって有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

コロナショック底値から1年間のリターン

本題の検証をしていく前に、コロナショックからの回復の一年がいかに凄まじいモノだったかを確認していきましょう。

このグラフはSP500の2020年年初から2021年4月末までの推移を表しています。

コロナショックで底値をつけたのが3月23日でそこからの1年間のリターンは+75%と異次元の高リターンとなりました。

コロナショック時に大底で投資ができなくても昨年の3月後半に投資ができていた人は、本来なら数年必要なリターンをわずか1年で手に入れたことになります。

この1年間でのリターンは1950年以降では最も大きなリターンとなっています。

このリターンを上回るのは1930年ごろの世界大恐慌からの回復の時だけなので、正に100年に一度レベルのリターンとなりました。

1年で50%以上、株価が上昇した時

さて、ここで皆さんが気になるのは、

「この後株価がどうなるか」

ですよね。

ここからは1950年以降で12ヶ月でのリターンが50%を上回った後のリターンがどうなっていたかを紹介していきます。

結果はこちらの通りです。

50%以上のリターンを記録した1年後のリターンは−1.5%、3年後のリターンは+42%、5年後のリターンは+65%でした。

年率平均リターンでみると、1年後のリターンが-1.5%、3年後の年率平均リターンが+14%、5年後の年率平均リターンが+13%となりました。

1年間平均リターンが-1.5%となるのは、やはり何となくの感覚通りですね。

これは多くの方が予測した通りではないでしょうか。

実際に50%以上の上昇を見せた一年後のリターンの内、約2/3にあたる65%はマイナスリターンとなりました。

また、1/4にあたる25%は2桁以上の株価上昇を記録しました。

一方で、2桁以上のマイナスになる年も全体の1/4の20%程ありました。

また、3年平均リターン、5年平均リターンをみると14%、13%となっていたことから、長期で見るとリターンは平均値に回帰していく傾向にあることが分かります。

パターン別、投資リターン

12ヶ月で50%以上の株価上昇というのはかなり極端な例だったので、もう少しマイルドなパターンを4つ見ていきたいと思います。

1928年以降のSP500のリターンが

  • ニ桁マイナスだった年の翌年
  • 一桁マイナスだった年の翌年
  • 一桁プラスだった年の翌年
  • 二桁以上のプラスだった年の翌年

のリターンを見ていきましょう。

結果はこの通りとなりました。

二桁マイナスを記録した翌年のリターンは他の3パターンと比較して小さくなる傾向がありますが、他の3つのパターンを見てみるとリターンにそこまでの差がないことが分かります。

その年のリターンが良くても悪くても統計的には翌年のリターンにはそこまで影響がない

ということですね。

今、投資すべきか

では、このリターン検証結果から、今は投資すべきかどうかという点を考えてみたいと思います。

ここからは投資で期待するリターンが5年、10年と長期投資を前提としている人。

又、期待リターンが年率7%ほどで満足できる人について話していきます。

短期で成果が必要な方やリターンが7%程度ではなく、毎年20%、30%、もしくはそれ以上のリターンが必要な方向けの話ではありません。

その点はご留意ください。

私の結論としては、いつ投資してもOKだと考えています。

投資リターンの期待値的にはいつ投資してもOKということが今回の検証結果から見えたからです。

では投資のリターンに影響を与えるのがタイミングではないとしたら、何なんでしょうか。

私は投資リターンに影響を与えるのは結局は自分自身の投資アクションだと考えています。

株式市場が活況な時に意気揚々と参入し、暴落局面でパニック売りをするというのが、投資リターンを高めることができない最も大きな要因の一つです。

3年、5年、10年で見ればいつ投資をしても大して変わらないと「ドン」と構えていればいいと思います。

短期的にお金が必要な場合の選択肢としてトレードは選択肢の一つにはなり得ますが、長期的な資産形成としてはトレードは適しているとは思いません。

ぜひ自分自身の資産運用のゴールを「長期」に設定できるようでしたら、今回の話を参考にして頂ければと思います。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

今回は直前の投資リターンが翌年以降のリターンにどのような影響を与えるかについて検証していきました。

結論としては

「いつ投資してもリターンはそんなに変わらない」

ということをご理解いただけたと思います。

リターンが変わるとすれば、投資家自身の狼狽売りやタイミング売買でうまくいかない時がほとんどです。

投資による成果が5年後、10年後で期待リターンが7%ほどで満足できる人はTwitterやYoutube、blogでの雑音に惑わされずに愚直にやるべきことをやるだけだと思います。

トレードやレバレッジ投資は短期間で大きな成功を収める可能性を秘めているので魅力的です。

挑戦すること自体は素晴らしいことだと思います。

実際にそれで成功する人もいます。

自分自身の投資方針、目的をしっかりと理解して、適切な方法で投資していただければと思います。

以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごしください。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
関連記事一覧
投資ノウハウ

2020年の激動相場から学ぶ・株式投資で失敗しない為の3つの教養【米国株・SP500】

2020年12月25日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
こんにちは、風見です。 今回は年の瀬も近いということで、私達投資家にとって間違いなく今年一番のビックイベントとなったコロナショックを振 …
投資ノウハウ

米大統領選をどう乗り切る?米国株への影響は?|バンガード統計データを紹介

2020年9月8日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
こんにちは、風見です。 今回は「アメリカの大統領選をどう乗り切る?米国株への影響は?」というテーマでお話ししていきます。 先日こ …
投資ノウハウ

【暴落は無視でOK】投資で成功する 3つのコツを解説|失敗しない投資

2020年9月2日
InvesTube|株式投資を学ぶブログ
こんにちは、風見です。 今回は「暴落は無視が正解!投資で成功するコツを解説」というテーマで、暴落を無視するべき2つの理由と投資で成功す …