こんにちは、風見です。
投資信託選びで失敗しない為のコツを知りたくないですか?
今回は「絶対にやってはいけない投資信託の選び方」というテーマについてお話ししていきたいと思います。
- 「投資信託を買う際の注意点が知りたい」
- 「おすすめの投信が知りたい」
といった方に有益な記事だと思います。
先日このようなツイートをしました。
https://twitter.com/hirofumi_kzm/status/1289890240987971585
👑投資信託を選ぶときのチェックポイント
投資信託は投資初心者からベテランにおすすめできる金融商品ですが、選択時には注意が必要です⚠️
🔽やってはいけないこと
- 銀行のオススメ投資信託を買う
- 毎月分配型を買う
- 直近のリターンだけで決める
何かを参考にしたい場合はFund of the yearがおすすめです☺️
こういった内容です。
今回はこのツイートの内容を深掘りしながら、投資信託を選択する際の3つの注意点を中心にまとめ、最後に私のおすすめ投資信託も紹介します。
ぜひ最後までお付き合い下さい。
最初に簡単に自己紹介させて頂きます。
わたしは給与所得を全世界株式への投資に回して、一部を米国株式ETFや個別株に投資しています。
ポートフォリオのざっくりとした内訳はこの円グラフの通りです。
個別株にも投資をしていますが、基本的にはインデックス投資を主軸においた運用をしています。
初心者が投資信託で失敗しない為の注意点
はい、それでは本題です。では早速、投資信託を選択する際の3つの注意点をお話ししていきます。
銀行でおすすめされた商品を買う
先ず一つ目、なおかつ最も注意しないといけないのが、「銀行におすすめされた商品」です。
投資に関するリテラシーがない人ほど、投資を始めるときに最も頼りにするのが銀行だと思います。
銀行ってなんか安心しますもんね。
ただ、投資においては銀行に近づくのはやめておきましょう。
というのも、銀行員がおすすめしてくる投資信託はぼったくり商品であることが多いからです。
投資信託には主に3つの手数料があります。
- 購入時に発生する購入手数料
- 売却時に発生する信託財産留保額
- 投信保有時に発生する信託報酬
の3つです。
皆さんに覚えておいて欲しいの最重要ポイントが、
最近の投資信託の常識として購入手数料と信託財産留保額は基本的には発生しない
ということです。
この2つの手数料が発生する投信は先ず投資対象から外してください。
そして信託報酬も基本的には0.5%以下のものを選択して下さい。
一昔前の投信といえば、購入手数料と信託財産留保額で2-3%、信託報酬が1%というのが普通でしたが、今の基準でいうとこういった商品は論外です。
そして、銀行でおすすめされるのはこういった論外の金融商品がほとんどです。
残念ですが、銀行員は手数料を取ることが仕事です。
今はネット証券で優良な金融商品にアクセスできるので、銀行は頼りにせずに、今回お話しした3つの手数料を意識して選ぶことをおすすめします。
毎月分配型投資信託を買う
2点目の注意点としては、毎月分配型投資信託を買うことです。
毎月分配型の投資信託とは、その名前の通り毎月分配金が支払われるものです。
分配金には2種類あり、一つが普通分配金、もう一つが特別分配金です。
普通分配金は投資信託を運用して発生した利益から分配金が支払われるもので、こちらも個人的にはそこまでおすすめしませんが、まだ良いです。
問題は特別分配金の方です。
特別分配金とは、運用で得た利益だけでなく、元本を取り崩しながら分配金を出すパターンです。
投資の基本は複利の力を味方につけながら、資産を増やしていくことです。
100万円を年率 10%で運用したら翌年は110万円となり10万円の運用益になりますが、元本が仮に90万円に減っていたら、同じ10%の運用でも9万円の運用益になります。
投資元本を取り崩すというのは、せっかくリスク資産に資金を投じているのに、その効果を十分に発揮しないということになります。
資産形成が目的なら、先ず大前提として分配金が出ないものを選択するようにしましょう。
ただ、こういった話をすると
「毎月お金を受け取りながら運用したいから、毎月分配型が良い」
という意見も出てくると思います。
しかし、毎月お金が欲しいならそもそもその分は投信に回さずに現金で銀行預金すればいいだけだと思います。
日々の生活に使う資金と投資用の資金は分けて考えるようにしましょう。
毎月分配型の投資信託は購入手数料や信託財産留保額が発生したり、信託報酬が割高のものが多いです。
毎月分配金を得るために手数料を支払う必要があるでしょうか。
高い手数料を払ってまで分配金を受け取る意味はあまりないと思うので、ぜひ投資の目的を整理して頂ければと思います。
直近のリターンだけで買う
注意すべき点の3つ目としては、直近のリターンが良いテーマ型の投信を買うことです。
これは正直一概にダメとは言えないのですが、注意した方がいいです。
例えば自動運転やAIといったテーマで各証券会社が商品を出しますが、それらの商品は人気があるので作られています。
人気があるということは既に将来への期待が株価に織り込まれていて割高になっている可能性があります。
また、人気があるテーマ型投資信託は各種手数料を割高に設定することが出来てしまいます。
なぜなら、投資家はそのテーマに沿った投資がしたい、儲けたいということしか考えていないので、手数料へのハードルが少し下がってしまう傾向にあるからです。
もちろんブームの初期にうまく流れに乗り、売買を通して利益を狙える場合はありますが、再現性がないという点で、投資初心者にはあまりおすすめできないと個人的には考えています。
投信ブロガーが選ぶ Fund of the year
ただ、こういった注意点ばかり話していると、特に投資初心者の方はなにをどう選べばいいのか分からなくなってくると思います。
「どの投信にすればいいか迷っている」
「何か参考になるような基準が欲しい」
という方は、毎年投資ブロガーが投資信託の順位を投票しているランキングがあるので、それを参考にしたらいいと思います。
Fund of the year 2019と検索すると現時点で最新のランキングを確認できます。
銀行のランキングは彼らが販売したい商品が上位に上がっていますが、ブロガーはそういった金融商品と利害関係にないので、純粋にそれぞれが良いと考えている投信が選ばれています。
ちなみに、昨年1位だったのはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)で私が最もおすすめしている投信でした。
2位がeMAXIS Slim米国株式、3位がeMAXIS Slim先進国株式インデックスでした。
1位から3位をeMAXIS Slimというシリーズが独占していますが、これは投資対象としている指数が優秀であることと、コストが業界最低水準であることの2つが最も大きい要因です。
積立NISAでも投資ができるので非常におすすめです。
失敗しない為の投信の選び方まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
今回は投資信託を選ぶ際の注意点と何かを参考にしたいという人が参考にできるランキングの紹介をしました。
投資信託は年々優良商品が増えてきていますが、それでもまだまだぼったくり商品が多いです。
約6000種類もある投資信託のうち、5500以上はぼったくりです。
数値だけを見ると優良商品を選ぶのは難しそうですが、今回お話ししたポイントをしっかりと確認頂ければ良い商品を選べると思うので、ぜひ頑張ってトライしてみてください。
以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!