こんにちは、風見です。
今回は年間300万円以上の投資信託を買い付けている私が本当におすすめできる投資信託を厳選して5つ紹介したいと思います。
- 「投資信託って種類が多いけどどれが良いのか分からない」
- 「どれも良い投資信託に見えるからオススメが知りたい」
- 「投資信託を選ぶときの基準を知りたい」
といった方にとって有益な記事になると思うので、ぜひ最後までお付き合い下さい。
最初に簡単に自己紹介させて頂きます。
わたしは給与所得を全世界株式への投資に回して、一部を米国株式ETFや個別株に投資しています。ポートフォリオのざっくりとした内訳はこの円グラフの通りです。
個別株にも投資をしていますが、基本的にはインデックス投資を主軸においた運用をしています。
YouTubeでは動画で解説しているので、ぜひ遊びに来てください:)
投資信託を選ぶポイント
はい、それでは本題です。
投資信託を選んでいく上で大きなポイントは3つあります。
1点目がインデックスファンドかアクティブファンドという点。
2点目が何に投資するか、つまり資産クラスを決めるという点。
3点目がどこに投資をするかということです。
1つずつ見ていきましょう。
インデックスファンドvsアクティブファンド
先ずはインデックスファンドにするかアクティブファンドにするかを検討していきましょう。
インデックスファンドとは、日経平均やTOPIX、S&P500などの何らかの指数に連動する投資成果を目指すファンドのことです。
一方で、アクティブファンドとは、プロのファンドマネージャによって運用されるファンドで市場平均を上回る投資成果を目指すものです。
例えばS&P500連動型のインデックスファンドは基本的にはS&P500と同等の運用成果しか出せませんが、アクティブファンドの場合はプロのファンドマネージャーがS&P500を上回る銘柄を選別してS&P500を上回る投資成果を目指すことになります。
ここまで聞くとアクティブファンドの方がいい気がしてきますよね。
言い換えると平均点を取ることに固執するか、平均点以上を目指して頑張るかなので、通常であれば誰でも平均点以上の成績を目指します。
では、投資信託もアクティブファンドを選ぶかというと、私は一貫してインデックスファンドを推奨しています。
理由は
アクティブファンドのほとんどがインデックスファンドに勝てない
からです。
この表は各インデックスがアクティブファンドを上回ったパーセントがまとめられています。
例えばS&P500は1年間の年率リターンでは69%の確率でアクティブを上回ります。
そして運用期間が3年、5年、10年と長くなっていくに伴い、アクティブファンドへの勝率は高くなっていきます。
このデータから1年という短期間のリターンでは市場平均を上回る可能性は3割ほどはあるが、15年間の年率平均リターンで見ると90%のアクティブファンドは市場平均に劣後することが分かります。
このようにアクティブファンドは市場平均を上回ろうとする姿勢は素晴らしいのですが、現実はファンドマネージャーの人件費や調査費用などの経費が余分にかかってしまうことや銘柄選定自体が非常に難しかったり、売買のタイミングが難しいことから市場平均を劣後してしまうというデータが出ています。
このようなデータが一般的になってきている影響もあり、近年はアクティブファンドからの資金がインデックスファンドに流れています。
よって、インデックスファンドかアクティブファンドかという点ではインデックスファンドを推奨します。
資産クラス【株式/債権/ゴールド】
それでは次に「なにに投資をするか」を考えていきましょう。
そもそもの大前提として、私は
投資信託での資産形成・資産運用は短期間での売買ではなく、長期運用が基本だと考えています。
理由としては、投資信託はそもそも上場していないので、売買には適していないからです。
例えば個別銘柄やETFであれば、上場されているので価格が流動的で自分が買いたい価格で買ったり、売りたい価格で打ったりすることができます。
一方で投資信託の価格は1日に一回基準価格というのが設定されるだけです。
また投資信託の注文をしたらその時の基準価格で決済されるわけではなく、1営業日後もしくは2営業日後に約定されます。
よってタイミングを見て売買することが出来ません。
以上のことから、私は投資信託での資産運用は長期投資を前提に考えています。
そして長期投資を前提とした場合は、株式への投資が最もリターンに繋がると考えています。
このグラフは1802年から2013年までの株や債権、ゴールドなどのリターンの推移を表しています。
これを見てお分かりいただける通り、株式は短期での変動の幅は大きいですが、長期的に見ると最も安定的に右肩上がりの推移となっています。
投資信託には債権に投資するものもあれば、金に投資をするものもあれば、REITに投資をするものもありますが、より長期投資を前提としているので、私は株式に投資するタイプを推奨しています。
投資対象【全世界/米国】
ここまでで株式のインデックスファンドに投資をすることが決まりましたので、次にどこに投資をするかを決めていきたいと思います。
投資を勉強されている方であれば、ほぼ全ての方がご存知だとは思いますが、直近10年のアメリカ株のリターンは非常に優秀でした。
この表は2006年から2020年上半期までの資産別のリターンを表しています。
オレンジ色にハイライトしているS&P500の箇所を見て頂ければ分かるとおり、特に直近10年間は他の資産に比べて安定して高い位置にいます。
この表にはアメリカを除く先進国株式や新興国株式、債権、REITなどが乗っていますが、アメリカ株が最も安定して高いパフォーマンスを残してきました。
このことから「投資をするならアメリカだ!」と考えている人も多いと思います。
実際にその考え方自体が間違っているわけではありませんが、このグラフを見てください。
このグラフは1970年代から2010年代までの各国/地域別の株式指数のリターンを表しています。
これを見ると1970年代と1980年代は日本株、1990年代はアメリカ、2000年代は新興国、2010年代はアメリカと時代によって優れたパフォーマンスを見せる箇所は異なります。
つまり、常にアメリカが最適な投資先というわけではありません。
よって、個人的には、将来どこが最適な投資対象になるかは分からないから、どこになってもいいように世界全体に分散投資するのが最適解の一つだと考えています。
ただ、先ほどもお話しした通り、アメリカ株式が強いというのも事実だと思うので、ここは好みの問題でもあります。
よって、「投資対象をどこにするか」という点は、全世界株式もしくはアメリカ株式としたいと思います。
おすすめ投資信託ランキング
はい、お待たせしました。
それではここから私がおすすめしている投資信託をランキング形式で発表していきます。
5位からではなく、1位から発表していきますね。
1位|eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
第1位はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)です。
eMAXIS Slim全世界株式オールカントーはその名前の通り全世界の株式に投資ができ、全世界の約85%の株式をカバーしています。
信託報酬も業界最低水準を維持してくれている超優良ファンドです。
株式投資はしたいけど、「個別株やどこかの国に投資をするのは怖い」という方や「世界全体の成長を信じている」といった方におすすめのファンドです。
2位|SBI全世界株式インデックスファンド
続いて第2位は同じく全世界株式型の投資信託でSBI全世界株式インデックスファンドとしました。
eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーと同じ全世界型のファンドですが、実は中身が少しだけ異なります。
オールカントリーのほうはMSCIオールカントリーワールドインデックスに連動しています。
この指数は全世界の小型株を除く85%に投資ができます。
一方で、SBI全世界のほうはFTSEグローバルオールキャップインデックスという指数に連動することを目指しており、こちらは小型株を含む全世界の90%以上をカバーしています。
より広範囲にカバーしているということですね。
ただ実際はこの2つのインデックスについては明らかにどちらがいいかというほどの違いはありません。
では、なぜeMAXISが1位でSBIが2位かというと運用コストへのコミットの仕方が要因です。
現状は両ファンドともに同じ程度になっていますが、eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準のコストを目指すことを宣言しており、他のファンドが手数料を下げれば追随して下げてくれます。
SBIは特にそういったコミットメントを発表していないので、この順位付けにしました。
ただ、正直言うとどちらでもいいかなと思います。
そのくらい両ファンドは非常に優秀なファンドです。
3位|eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
第3位がeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)です。
1位のオールカントリーから日本を除いたファンドです。
全世界には投資がしたいけど日本には投資をしたくないという人におすすめのファンドです。
投資をしている日本人は、割と日本の将来に対して悲観的な意見を持っている人も多いので、こちらのファンドも人気ですが、個人的には日本も含んでいる方がいいかなと思っています。
というのも、日本はここ数十年は非常に生産性の低い国になっていますが、高齢化問題や高齢者への支援ビジネスという意味では世界にリードできると考えているからです。
あと私は日本人のマインドが割と好きです。
ファミレスやコンビニ、ビジネスホテルでも海外では五つ星クラスでしか受けることが出来ないようなおもてなしができるのは日本人の美しい点だと考えています。
また日本人は新しく何かを生み出すのは苦手ですが、応用するのは割と得意です。
ハイテク関連の先進性では負けてしまっていますが、応用生でもう一度復活する可能性も十分にあるとも考えています。
ただ、これは本当に個人的な意見なので、あまり参考にせずにご自身の考えに合う方を選べばいいと思います。
4位|eMAXIS Slim米国株式
そして、第4位がeMAXIS Slim米国株式です。
1位から3位までが全世界型のファンドで占めていましたが、次はやはり米国株式に投資ができるファンドを選びました。
今、世界で最も熱いのは間違いなく米国株式です。
そしてこのファンドは業界最低水準のコストでアメリカの80%の株式に投資ができるのでおすすめファンド第4位としました。
5位|SBIバンガードS&P500インデックスファンド
そして第5位が同じく米国株式に投資ができるSBIバンガードS&P500インデックスファンドです。
第4位のeMAXIS Slimと同じようなファンドで、コストも同水準なのですが、先ほどの全世界株式と同じ理由でeMASI Slimシリーズはコストにコミットしている点で上位の評価としています。
ただ、SBIの方も非常に優秀なファンドだと思います。
さいごに
以上、いかがでしたでしょうか。
今回は前半部分でおすすめ投信を選ぶ前の基準に関する話をし、後半部分で実際に私がおすすめするファンドを紹介しました。
今回紹介したもの以外でも優秀なファンドはありますので、もし「コレはどう思いますか?」という気になるファンドがあればコメントして頂ければと思います。
また皆さんのおすすめランキングがあれば買いていただけると参考にさせて頂きます。
以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
皆さんの投資生活の参考になっていれば幸いです。
それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!