投資ノウハウ

株式投資における最後の防波堤、キャッシュポジションを制す者は投資を制す

「株価が気になって熟睡できない」

「暴落が来た時に狼狽売りしてしまいそうで不安」

なんてこと、ありませんか?

正直に言います。

投資を始めて間もない頃の私は、まさにそんな状態が続いていました。

今回は「株価の動きが気になって仕方がない」そんなあなたに向けて、「キャッシュポジションを制す者は投資を制す」というテーマでお話ししていきます。

これから10分ほどで説明していきますが、最後まで聞いて頂いて実践された方は、きっと「暴落に怯えず、毎日熟睡できる」ようになりますよ。

また、投資で1番やっちゃいけない「大損」、つまり狼狽売りをする可能性もグッと低くなります。

もったいぶらずに、今回の結論を先にお話しすると

資産に占める現金比率、キャッシュポジションを適切に保つ

というのが、今回の結論になります。

シンプルですが、長い投資生活において非常に重要になってきます。

実際に、私はキャッシュポジションを適切に保つ仕組みを確立してから、暴落は全く怖くなくなりました。

夜ものび太くんに負けず劣らず爆睡です。w

直近の例では2018年末のトランプショックや2020年のコロナショックでも爆睡を決め込み、気づけば暴落は過ぎ去っていました。

そんなこんなで、ここからはキャッシュポジションを適切に保つというテーマについて、深掘りしていきますね。

投資をしている全ての人の参考になると思うので、ぜひお付き合い下さい。

株式投資では数年に一度は暴落は来る

最初に少しお話しした通り、投資を始めた当初の私は、別に大して株価も動いてないのに、どうしても株価が気になって眠れないことがありました。

10%を超える暴落をしていようものなら、まともに寝れていませんでした。

大した趣味もない私にとって、大きな楽しみのひとつだった睡眠を削ってまで、投資をする必要があるのかなと悶々とした日々を過ごしていたそんなある日、

「そもそも何でこんなにもビビっているんだろう」

と疑問に感じ、感情を深掘りしてみました。

結果として、「自分が許容できる金額以上の資産の損失が怖い」と分かりました。

ただ同時に、よくよく考えてみると、株価は毎日上下に動くものだし、調べてみると3〜4年に1回は暴落は必ず来るということも分かりました。

だったら、「株価は動くし、暴落は来る」という前提で投資計画をもう一度考え直してみようと思い、研究に研究を重ねた結果、たどり着いた答えが「キャッシュポジションを適切に保つ」という至ってシンプルな方法でした。

非常にシンプルな方法ですが、効果的面でした。キャッシュポジションを適切に保つことで得ることができるメリットは次の3つです。

キャッシュポジション・現金比率を保つことで得られる3つのメリット

株式投資において、キャッシュポジションを適正に保つことで得られるメリットは次の3つが挙げられます。

狼狽売りしない!ポートフォリオ全体の下落を抑えられる。

キャッシュポジションを適正に保つことのメリットの1点目として「ポートフォリオ全体の下落を抑えることができる」つまり、「暴落にビビって、狼狽売りする可能性が下がる」という点が挙げられます。

株式投資では、分散投資をすることで値動きの幅は抑えられますが、景気後退や〇〇ショックと呼ばれる時期は、例外なくほぼ全ての株式が下落する可能性が高いです。

一方で、現金はいくら暴落が起きようとその評価額に変動はありません。

例えば、あなたの資産が1000万円あり、50%株価下落が起こった時、株式100%のポートフォリオであれば、あなたの資産は500万円まで下落します。

一方で、ポートフォリオの半分が現金だった場合は、あなたの資産は750万円となります。シンプルに下落の幅が半分に抑えられるということですね。

下落耐性に定評がある債券でも、株式下落と合わせて価格が下がることがあります。

よって現金は資産の減少を最も信頼度高く抑えてくれます。

暴落を経験したことのある人なら分かると思いますが、この効果、結構大きいですよね。

追加投資のチャンス!暴落時の心理的余裕・安心感につながる。

このように全体の下落を抑えられると同時に割安になった銘柄への追加投資も可能になる点が、キャッシュポジションを適正に保つ2点目の理由として挙げられます。

資産のほぼ100%を投資に回していた場合は、株価が半減しているいわゆる「バーゲンセール状態」の時に追加投資できません。

しかし、現金を持っていれば割安になっている銘柄に追加投資するチャンスがあります。

また、こういった金銭的な投資余力という数値面もそうなのですが、何よりも精神的・心理的にも投資への余裕が出来やすい点が最も大きい効果としてあります。

キャッシュポジションがほとんどない状態で投資をしていると、暴落は「出来る限りきて欲しくないもの」になります。

つまり、暴落に対して弱腰の姿勢になってしまいます。

一方で、キャッシュポジションを適切に保っている人は暴落に「備えている」「暴落を待っている」ともいえます。

暴落を心待ちにしているので、暴落時に株価が割安になった銘柄に投資をしようと投資に対してポジティブ、攻めの姿勢を保てる可能性が上がります。

投資に対する心理的な準備は投資成績に大きな影響を及ぼします。

弱腰になれば、暴落によって狼狽売りをしてしまう可能性は高まります。

投資には暴落はつきものです。避けて通るのは、ほとんど不可能と言ってもいいと思います。にも関わらず、暴落に弱腰ではいつかは狼狽売りをしてしまうでしょう。

暴落に対して金銭的にも精神的にも十分に余裕を持っておくことは全ての投資家に必須の準備だと言えますね。

現金はなんだかんだ柔軟性がある(急な出費も安心)

キャッシュポジションを適切に保つべき最後の理由は、「投資以外の不意な出来事への備え」です。

適切な対象に投資ができていれば、「暴落が来ても長期で保有すれば株価は回復・成長していくので問題ない」という内容はこれまでに何度もお話ししてきました。

ただし、実際はその前提を理解していても、投資以外の不意な出来事が原因となって評価額がマイナスの状態になっている資産を取り崩す必要が出てくるかも知れません。

例えば、文系国立に進学予定だった子供が私立理系に入学することになったらどうでしょう。

学費が全く異なりますよね。国立文系の場合は4年間の学費は合計250万円ほどです。一方で私立理系は目安として500万円ほどかかります。

4年間で追加で250万円の資金を準備するのは普通の会社員には厳しいですよね。

仮にこの時あなたの全資産500万円のうち、50%を株式に投資し、残りの50%つまり250万円を現金で運用していた場合は、日々の支出は給与所得で賄いつつ、追加の学費を現金で補填することができます。

また、この時に株価暴落で50%下落したとしても学費は確保できているので、評価損益がマイナスになっている資産に手をつける必要はありません。

一方で株式比率が90%の場合はどうでしょうか。

つまり450万円を株式、50万円を現金で持っている状態です。

この時に株式が50%の下落をしてしまった場合は、あなたの資産は現金50万円と株式225万円で合計275万円となります。

あと25万円分の下落が起こってしまうと子供の学費を払えなくなります。

このような時は評価がマイナスの状態でも資産を売却し現金化しておく必要があるかも知れません。

なぜなら、それ以上下がると子供の学費を払えなくなるからです。

長期運用をすることで将来的にはプラスになるはずの資産を急な支出が原因で、評価額がマイナスの時に損切りするのはメンタル的にキツいですよね。

これも少し極端な例ですが、要は意図しない、不意な出来事による支出と暴落が重なった時にキャッシュポジションが十分でないと長期投資を継続できなくなるということです。

銀行預金では機会損失になる

ここまでの内容で、キャッシュポジションを適切に保つことの重要性をご理解頂けたかと思います。

ただ、そう言っても「銀行預金をしているだけではお金は増えないから、投資に回さないと資産運用スピードが遅くなるじゃないか」と思う方もいらっしゃると思います。

確かに銀行預金ではお金は増えませんし、寝かせているお金は機会損失となってしまうという考え方には完全に同意します。

ただし、急激なインフレでも起きない限りは、現金の価値は短期的には下がりません。

一方で、投資は運用期間が短ければ短いほどリスク、つまり振れ幅が大きく、元本割れする可能性もあります。

私は銀行預金による機会損失よりも狼狽売りや意図しない損切りといったリスクを避けることの方が最終的には良い結果につながると考えています。

投資の目的・方針によってリスクの取り方は十人十色です。

キャッシュポジションをどのくらい持つかという点は絶対的な正解はないですが、3〜5年スパンで支出計画をしっかりと考える必要はあると思います。

投資は継続した人が勝てるゲームです。自分自身が1番投資を継続しやすい条件を見つける必要がありますね。

投資は継続した人が勝つゲーム

さて、いかがでしたでしょうか。

今回は「投資におけるキャッシュポジションの重要性」について、お話ししてきました。

相場が好調だと、どうしても機会損失を大きく感じてしまい、現金比率は下げる人が増えてきてしまいます。

相場が一本調子で登り続ければ問題ないですが、現実問題として、私たちは暴落と付き合わないといけません。

今回お話しした内容は、暴落をもろともしない鋼メンタルの方には関係のない話だったかもしれませんが、きっと多くの方の「睡眠の質の向上」と「長生き(余計なハラハラがなくなる)」に貢献できる内容だったと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい!

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