投資ノウハウ

株式投資の基本の「き」。知らないとマジで損する3つのポイント

今からお話する内容は私の大学時代からの親友の話です。

彼の名前は西野くん。

私がアメリカに来てから、西野くんとしばらく連絡をとっていなかったのですが、先日鼻息荒くLINE電話をしてきました。

どうやら親から5000万円を相続したらしく、それを契機に資産運用をスタートしたとのことでした。

話を聞いていると大胆な彼はその5000万円を一括で投資したそうです。

「いきなり大胆にいったなあ笑」と驚きはしましたが、西野くんは大手商社に努めていて、なおかつ同期の出世頭でエース的な立ち位置。

今後も十分な給料(収入)が見込めるので、「メンタル持つかなあ」と心配はしましたが、「まあ、問題ないか」と聞き流していました。

鼻息の荒い彼が、その後もまくしたてるように話を続けます。

どうやら西野くんは大手金融機関に行って相談した結果、半導体がテーマの投資信託を若くてキレイな担当者におすすめされて、それに一括投資をしたようです。

というのも、西野くんは商社勤務ということもあり、将来の自動運転やAIといった分野で半導体が益々活躍すると確信していたそうです。

そんな彼の将来の展望と一致していたものですから、一切迷わずに即決したそうです(若くてキレイな女の子が担当だったことも影響していると思いますが笑)。

さて、ここまでの話で、もう勘付いている人もいますよね。

西野くんの5000万円は、その商品を購入した時点で5000万円の価値はなくなりました。

いわゆる購入手数料と売却するときの信託財産留保額で少なくとも200万円は金融機関の手数料として徴収されることになるでしょう。

西野くんは誰もが知っているような超大手商社のエースではありますが、同時に投資の世界ではカモになってしまいました。

彼の5000万円を救うことは出来ませんが、この記事をご覧頂いている方には、同じようなカモにはなってほしくないので、今回は「株式投資の基本の「き」。知らないと損する3つのポイント」というテーマでお話していきたいと思います。

株式投資は最初の一歩目が大切

これから10分ほどでお話していきますが、最後まで聞いて頂いた方は、きっと西野くんのようなミスはしなくなります。

つまり、無駄な手数料を払って、貴重なお金を失わずに済みます。

「最初から〇〇(こう)しとけば良かった」

「なんで誰も言ってくれなかったの!?」

「あと5年早くRetire出来たのに。。」

といった後悔を避けることができます。

投資は最初の一歩目がすごく大切です。

どの方向に足を出すかで進む方向が変わります。

もちろん途中で気がついて方向転換することは出来ます。ただ、なるべく遠回りはしたくないですよね。

修正の幅が狭ければ狭いほど、より良い資産運用になるので、今回お話する基本的な内容はぜひ抑えておいて下さい。

株式投資で失敗を避ける3つの指針

「投資は攻めよりも守りの方が重要」です。

いかに失敗する可能性を下げることが出来るかが、非常に重要ということです。

今からお話する3つのポイントを知っていれば、西野くんがカモになることはなかったと思います。

ゴールの解像度を上げる

投資での失敗を避けるために、抑えておくべき1つ目のポイントは「ゴールの解像度を上げる」という点です。

「え、そんなこと?」と思われるような方でも、気づいたら「あれ、なんでこんなポートフォリオことになってるんだ?」ということはよくあります。

例えば、米国株の人気銘柄の記事を見て、「お、エヌビディア良さそう」「お、テスラもいいね」という形で、ひとつひとつは将来有望そうに見える株に投資をしていったとします。

確かに、結果として大きな値上がり益を期待できる可能性もありますが、景気敏感株は変動の幅も大きいです。

あなたの投資の目的が、「途中で暴落が来ても気にせず、市場平均を下回る可能性を許容した上で、高い成長期待の銘柄に集中投資をすることで大きなキャピタルゲインを得る」というものだったら、問題ありません。

ただ、私の友人の西野くんの場合は違いました。

「リスクを取ってまで、高いリターンを目指す理由はなんなの?」と聞いてみたところ、「現金預金では価値が目減りするから、損しない程度にしっかりと成長してくれれば良い」というのが、本来の西野くんの望みでした。

自分自身の「投資の目的の解像度」を上げて、目的に合った適切な手段を選択することは非常に大切です。

投資に求めるリターンの期待値、リスクの許容度は人それぞれです。

いつまでに、いくらを目標金額にするか。その間の価格変動に対して、自分ならどうすれば耐えられるかをしっかりと考え抜いて手段を選択する必要があります。

自分のお金にシビアになれ

投資で失敗しないために抑えておくべき2つ目のポイントは「自分のお金にシビアであれ」という点です。

「株は儲かる」と思っている人が大半ですが、株式投資の原則のひとつに「先のことは誰も分からない」ということが挙げられます。

日経平均は1989年に3万8915円の最高値をつけた後、30年以上経った今でも、その最高値を更新できていません。

当時の日本人で30年後まで最高値を更新できないなんてことを想像できた人は一人もいないと思います。

これは極端な例ですが、小規模で同じことは起こり続けています。

リーマンショックもコロナショックも誰も予期していませんでした。

そんな不確かな株式投資の世界ですが、そんな中でひとつだけ高い確率で予測できるモノがあります。

それは、資産運用コストです。

仮に購入手数料、信託財産留保額がそれぞれ2%で、信託報酬が1%の商品に1000万円を投資すれば、投資した時点で20万円なくなり、運用期間中は資産が成長しなくても毎年10万円なくなり、その投信を売却する時にもさらに20万円失います。

将来のリターンは不確かですが、これらのコストは必ず発生します。

投資における失敗とはなんでしょうか。色々と定義はあると思いますが、そのひとつに「元本割れ」があります。

今例に挙げた商品でいうと、1年で売却する場合は50万円以上のリターン、つまり5%以上のリターンが出ないと元本割れとなります。

一方で、私のお気に入り銘柄のeMAXIS Slim全世界株式の場合は1年間で売却した場合も、かかるコストは1万円ほどです。

「投資しようとしている商品のコストは本当に妥当なのか」

「もっといい商品はないのか」

という点にはシビアになりましょう。投資する際にシビアに判断することで、同じリターンでもあなたが得られる利益には大きな差が生まれます。

他人任せにしない

最後のポイントはSNS時代の今だからこそ、気をつけるべきことです。

それは「他人任せにはしない」ということです。

ブログ、YouTube、TwitterなどのSNSでの情報収集が一般的になった今の時代、よくある失敗の代表格に上り詰めて来たのが、この「他人任せにする」という点です。

「〇〇(あるYouTuberさん、ブロガーさん)が言っていた銘柄だから買った」

「今は売り時と言っていたから売った」

という人が意外と多いです。

そして、そういうことをしている人の多くは残念ながら損をしている可能性が高いです。

まず第一に、金融知識を気が狂うほど勉強し、日々頭がパンクするレベルの情報収集をしているプロでさえ、史上平均に勝てる確率は約10%だと言われています。

そんなプロでも勝てないのに、インフルエンサーの提案している手法で勝てる確率が高いと思うのは、少し無理があります。

また、仮にそのインフルエンサーが本当にめちゃくちゃ優秀で儲けていたとしても、そのインフルエンサーと全く同じタイミングでの売買はできません。

また、残念ながら、そのインフルエンサーは自分以外の資産のことになんて興味ありませんし、責任を取ろうとも思っていません。

そんな人の言うことだけを聞いて投資の判断をするのは非常に危険です。

今話した内容を事前に理解している人であれば、盲信することはないです。

一方で、盲信してから今の内容を聞いても、残念ながら聞く耳を持つことはできません。

気づいた時には、大損をしてしまった時です。

そして大損をしてしまった時には、それまでファンだったその人はアンチになってしまいます。。。

人は理性ではなく、感情で物事を決定してしまう側面があります。

最初から他人任せにはせずに、しっかりと自分自身で考えて投資をする必要がありますね。

ちなみに、西野くんの場合は、キレイな女性に男らしい面を見せたかったんだと思います笑

一貫性の原理には要注意!

ここまでの話を聞いて、「ああ、そう言われてみれば、自分は大丈夫かな」と自身のポートフォリオを振り返ってみようと思っている人もいると思います。

ありがとうございます。

でも、振り返る前に少し時間を下さい。聞いて欲しいことがあります。

それは私たち人間には「自分が下した決断を貫きたい」という本能があるということです。

これは一貫性の原理と呼ばれていて、マーケティングの世界でも多用されている人間の習性です。

当初、色々調べて購入した銘柄について、「その時の判断が間違っていた」と認めたくないので、どうにかして購入理由、保有理由を正当化しようとする傾向があります。

この一貫性の原理は非常に強敵です。

ただし、私たち人間にもチャンスはあります。

それは「私たち人間は一貫性を持ちたい傾向にある」ということを理解することです。

たったそれだけのことで、一貫性の原理という強敵に少しは対抗できるようになります。

ぜひ、意識してからご自身のポートフォリオと向き合ってみて下さい。

基本を抑えて快適な投資ライフを

さて、いかがでしたでしょうか。

今回は私の大切な友人の西野くんを例に出しつつ、「投資で失敗しないために知っておきたい3つのポイント」というテーマでお話ししてきました。

今回の内容をしっかりと投資に落とし込むことで、投資で失敗する確率はグンと下がります。

投資額が大きくなってから「あ、しまった!」と気付いた時には、それなりの痛手を受けることになります。(西野くんの場合は200万円。。。)

ぜひ意識してみて下さい!

以上、今回の内容が皆さんの投資方針の参考になっていれば幸いです。

また、今回の内容が良かったと思って頂けた方は、あなたの大切な人にこの記事をシェアしてあげて下さい。

株式投資は適切な方法さえ知っていれば、人生を豊かにしてくれる最高のパートナーです。

大切な人が西野くんのような失敗をしないように、やさしくアドバイスしてあげましょう。

皆んなで豊かになって日本を盛り上げていきましょう!(西野、ごめん。。笑)

では、今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

「豊かな未来を投資と。」

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