投資ノウハウ

日本の連続増配株投資もおすすめ 連続増配ランキング【株式投資】

こんにちは、風見です。

今回は一般的に株主意識があまり高くないと言われている日本企業の中で、非常に高い意識を持って株主に価値を還元し続ける企業を5社紹介したいと思います。

株主還元の手段としては、株価上昇・配当・株主優待などがありますが、今回は配当にフォーカスを当てて銘柄をピックアップしました。

また配当にコミットしている銘柄の中でもさらに対象を厳選し、連続増配企業をご紹介します。

今回の記事は、

  • 連続増配株って何?
  • どんな魅力があるの?
  • どんな企業があるの?

といった疑問をお持ちの方にとって有益な記事になっていますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

最初に簡単に自己紹介させて頂きます。

わたしは給与所得を全世界株式への投資に回して、一部を米国株式ETFや個別株に投資しています。ポートフォリオのざっくりとした内訳はこの円グラフの通りです。

個別株にも投資をしていますが、基本的にはインデックス投資を主軸においた運用をしています。

連続増配銘柄とは

連続増配銘柄とは、読んでその通りで連続して配当を増額している企業のことです。

連続増配株の中でも、配当貴族や配当王といった言葉を聞いたことがある人もいると思います。

配当貴族とは連続増配年数が25年以上の企業のことで、配当王とは連続増配年数が50年以上の企業のことを指しています。

25年以上ということは、ITバブルの崩壊やリーマンショックなどの歴史に残るような暴落時でも増配を続けていたことになりますから、ちょっとやそっとのことではその記録は止まらないと期待することができます。

配当貴族銘柄の例としては、アメリカ株ではたばこ銘柄のアルトリアやアメリカ通信大手のAT&T、飲料大手のコカコーラやペプシコなどが挙げられます。

米国株では配当王銘柄は20以上、配当貴族銘柄は100近くの企業があります。

一方で日本株では花王が連続増配30年、リコーリースが25年と配当貴族のハードルをクリアしている企業は2社しかいません。

これは冒頭でもお話しした通り、日本企業は配当という形での株主還元にコミットする文化がなかったことが一つの要因と言えます。

ただ最近は日本企業も株主を意識した経営をする傾向にあり、東証一部の配当利回りも2000年ごろは1%前後だったのが、2020年現在は2%前後とアメリカレベルの配当利回りまで高くなっています。

このように昔は株主意識が低いと言われていた日本株ですが、徐々に株主を意識した経営に変わりつつあると思います。

連続増配というのは地道に毎年続けていった先にあるものなので、今後は配当貴族銘柄も増えてきてくれることを個人的には期待しています。

連続増配銘柄の魅力・メリット

では、こういった連続増配企業に投資をする魅力は何でしょうか。

連続増配企業への投資の魅力として、私は次の3つが代表的なものとして挙げられると思います。

増配期待/信頼が高い

先ず一つ目が、増配への信頼感が高い点が挙げられます。

一見当たり前のことのようですが、インカムゲイン狙いの投資家にとっては非常に重要な要素だと思います。

配当という不労所得を投資の目的としている投資家が最も避けたいのが、減配もしくは無配化だからです。

配当貴族銘柄や連続増配を売りにしている企業は連続増配をやめてしまうと、配当目当てで投資をしていた投資家に株を売却されることで、株価も一気に崩れる恐れがある為、相当なことがない限りは減配はしません。

キャピタルゲイン狙いではなく、配当という不労所得を積み上げている投資家にとっては配当を出してくれるという信頼感は非常に魅力的だと思います。

財務が健全

次に連続増配企業は財務が健全であることが多い点が魅力として挙げられます。

配当を出し続けるためには、配当の原資となる利益を毎年安定的に出し続ける必要があります。

先ほどもお話しした通り、20年以上にわたる増配をしている企業はITバブルの崩壊やリーマンショックなどの不況にも負けることなく、健全な財務体質を維持できる事業を行ってきたということになるので、不況にも強い優良企業であると言えます。

今後もよほどのことがない限りは安定的な事業を継続することができる基盤があるというのが2点目のメリットと言えます。

ただ、一概にも全ての企業が健在な財務であるわけではないので、一つずつチェックする必要がある点はご留意下さい。

投資家に最適な行動を促す

連続増配企業の3点目の魅力としては、投資家に長期投資の姿勢を促してくれる点が挙げられます。

投資の基本は「安く買って高く売る」というすごくシンプルなものですが、実際に「安く買って高く売る」のは難しいです。

これは投資初心者にとって難しいといっているのではなく、ベテランであっても高い確率で「安く買って高く売る」ことができるのは、本当にごく僅かな人だけだと思います。

というのも、投資家の心理というのは、株価が上がっていて周りが熱狂しているときは、自分も設けたいと思い、高いところで買ってしまい、株価が下がって周りがパニックになっている時は自分も冷静でいられずに安く売ってしまうからです。

一方で連続増配企業は、株価が下落するような不況の時期でもしっかりと予定通りの配当を出してくれます。

配当という形で予定通りの利益を確定できるというのは投資家としては非常に嬉しいです。

また、その配当を使って、割安になっている銘柄に投資をすることもできます。このように「下落局面で売らない」、「割安な時期に投資できる」といった投資家に最適な投資を促してくれる点が3点目のメリットと言えます。

日本版連続増配企業ランキング

それでは、ここまでで連続増配企業についての概要をお話ししてきましたので、ここからは日本の連続増配企業TOP5を紹介していきたいと思います。

米国株だけではなく、意外と日本株も頑張っていました。

1位:花王

先ず、日本の連続増配年数の第1位は増配年数が30年の花王です。

花王は日本人であれば知らない人はほぼいないですよね。1887年創業の歴史のある企業で、スキンケア製品の「ビオレ」や「メリット」、洗剤の「アタック」や「クイックルワイパー」などの製品を製造・販売する日本を代表する消費財業界の老舗企業です。

薬局に行ってどこかの棚に目をやるとほぼ100%花王製品が目に入ると思います。

2020年はコロナウイルスの影響でインバウンド需要が減少し、化粧品部門は減収減益になる見込みですが、コスト低減や経費の見直しにより、減益のカバーを目指しています。

2位:リコーリース

連続増配年数第2位は、25年連続増配で配当貴族の仲間入りを果たしたリコーリースです。

リコーリースは主に中小企業向けのリース、金融事業を展開している会社なので、会社名を知らない人が多いと思いますが、業績自体は安定的に推移しています。

配当性向も30%以下となっており、増配余力はあるように見えます。またリコーリースは配当とは別に株主優待も実施していて、100株以上の保有で3000円相当のQUOカードが配布されます。

配当単体での利回りが3%ほどで、株主優待も含めると4%ほどの利回りとなっています。

3位:SPK

連続増配年数第3位は、22年連続増配中のSPKです。

SPKは自動車部品や産業車両用部品を取り扱っている専門商社で元々は日本の総合商社の一つである伊藤忠商事の機械部門から分離した企業です。

設立は1917年とかなり歴史のある企業です。連続増配は継続中ですが、配当性向の上限を50%を目処とする方針をとっています。

SPKの配当性向はまだ25%前後なので、余力としてはまだまだあるので、3年後には配当貴族銘柄になっていることを期待できる企業ですね。

4位:小林製薬

第4位は小林製薬が21期連続増配でランクインしています。

小林製薬は1886年に創業しており、こちらも非常に歴史のある企業ですね。

一般家庭で使われている製品で言うとトイレの芳香洗浄剤の「ブルーレット」や「サワデー」、あとは消臭元でも国内No.1のシェアを誇っています。

配当に加えて、株主優待として、年に2回5000円相当の自社製品が配付されるので、株主還元狙いの投資家にも人気の銘柄です。

4位:三菱UFJリース

小林製薬と並んで21期連続増配中の企業が三菱UFJリースです。

国内2番手の総合リース大手企業です。総合大手と言うだけあって、航空部門や不動産、インフラなど幅広い事業分野がある点が特徴です。

継続的な株主還元を基本方針に掲げているので投資家としても安心できる銘柄でもあります。2020年3月期は過去最高益を更新しており、底力がある企業だと思います。

日本株の連続増配銘柄のメリット

以上、ここまでで連続増配銘柄の魅力や日本の連続増配銘柄を5社紹介してきました。

ただ、やはりアメリカの企業と比べると増配年数は短く、信頼感で言えばアメリカの連続増配銘柄に軍配が上がるかもしれません。

一方で、日本の連続増配銘柄が優れている点としては税制面で有利な点が挙げられます。

と言うのも、米国株の配当には現地課税で10%、日本で20%の課税がされてしまいますが、日本株の場合は当然ではありますが、日本での課税だけに抑えることが出来ます。

もちろん確定申告をすれば、アメリカ株でもある程度は戻ってきますが、全額戻ってくるかどうかは人次第ですし、そもそも確定申告が必要ないサラリーマンにとってはプラスアルファでの手間になると言う点でも、やはり日本株のメリットと言えると思います。

また、米国株と違って、いちいちドルから円転する必要もありません。

「日本の連続増配株ならいい」と言うつもりはありませんが、配当を意識する投資家にとっては、投資対象の一つになり得ると思い、今回は紹介させて頂きました。

日本版連続増配企業まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

連続増配株と言ったら米国株を真っ先に思い浮かべる方も多いとは思いますが、日本にも魅力的な株はあるので、検討してみるのも悪くはないのではないでしょうか。

以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

皆さんの投資生活の参考になっていれば幸いです。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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