投資信託・ETF

暴落時に投資したい債権ETF|HYGの活用法とは?

こんにちは、風見です。

今回は「暴落時に仕込みたいハイイールド債権ETF、HYGを徹底解説」というテーマでお話ししていきます。

先日このようなツイートをしました。

https://twitter.com/hirofumi_kzm/status/1303514180708835328

👑暴落時に仕込みたいハイイールド債ETF・HYG

🔽暴落時にHYGに投資をすることの旨味としては

  1. クレジットリスクの低減
  2. 一定のキャピタルゲイン
  3. 圧倒的なインカムゲイン

の3つが挙げられます。

長期的な資産運用でのトータルリターンの最大化には不向きですが、圧倒的なキャッシュインは投資家に様々なオプションを与えてくれます🍀

こういった内容です。

今回はこのツイートの内容を深掘りする形で暴落時のHYGへの投資について深掘りしていきます。

  • HYGの魅力・懸念点を知りたい
  • 暴落時の投資のオプションを広げたい
  • インカムゲインの最大化を目指したい

といった方にとって有益な内容になっているので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

最初に簡単に自己紹介させて頂きます。

わたしは給与所得を全世界株式への投資に回して、一部を米国株式ETFや個別株に投資しています。

ポートフォリオのざっくりとした内訳はこの円グラフの通りです。

個別株にも投資をしていますが、インデックス投資が中心です。

ハイイールド債とは

はい、それでは本題です。

先ずは皆さんとハイイールド債とは何か、という点を共有したいと思います。

ハイイールド債は別名でジャンク債と呼ばれており、比較的デフォルトや元本割れのリスクが高いとされいている債権です。

リスクが高い分、利回りが高くなることから、ハイイールド債といいます。

格付けは民間の格付け会社であるS&Pやムーディーズが設定しており、S&PならBB以下に格付けされているような債権のことを指しています。

ハイイールド債権ETF・HYGとは

それでは次に、HYGの概要をお話しします。

HYGは正式名称をiシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETFといいます。

設定日は2007年4月でリーマンショックの直前に設定されたETFです。

投資対象としては信用格付けがBBの企業が全体の55%、Bが32%となっています。

いわゆる投資適格の対象ではなく、投機的要素を含んだリスクのある銘柄で構成されています。

ただ、リスクがあると言ってもそこら辺の中小企業が投資対象というわけではなく、2020年9月現在はT-MOBILEやNETFLIX、SPRINT、FORD、TESLAなども対象に入っています。

純資産は300億ドルを超えており、ETF純資産ランキングでも常にTOP30には入るレベルで世界的にはメジャーなETFです。

経費率は0.49%と主要なETFの中ではそこまで低コストというわけではありません。

同じ債権ETFのTLTが0.15%、AGGが0.04%なので、債権といっても性質が異なるので横並びには出来ませんが、少しだけ割高だと思います。

配当利回りは通常時は5%前後です。

株価下落によって配当利回りが高くなっているSPYDが5%なので、配当利回りは非常に高水準だと言えます。

組入銘柄数は約1200銘柄となっており、銘柄数としては十分に分散できています。

HYGの株価と配当利回りの推移

次に株価と配当利回りの推移を見ていきたいと思います。

株価は基本的には一定の範囲内で上下しており、2009年以降は大体85〜95ドルで推移していました。

配当利回りはリーマンショック時は一時的に12%まで上昇しましたが、その後は株価の回復とともに利回りも落ち着き、通常時は大体5%前後で推移しています。

債権ですので、株価は安定的であることを考えると暴落時の投資にかなり旨味があると言えると思います。

というのも、仮にリーマンショックの2009年頃で株価が65ドル近辺にまで下落し、配当利回りが12%のときに1000万円を投資していれば、毎年120万円のインカムゲインを得るということになります。

また通常時であれば株価は85ドル前後なので、30%近い含み益を得ながら、毎年10%のインカムゲインを得ることになります。

年間120万円なので、月当たり10万円の不労所得となります。

仮に10年間保有していれば1200万円のインカムゲインというのは、不労所得を狙うインカムゲイン投資家にとっては非常に魅力的な数字だと思います。

暴落時のHYGへの投資のメリット

それではここで暴落時のHYGへの投資の旨味、メリットを3つお話ししたいと思います。

クレジットリスクが分散されている

先ず、1つ目のメリットとしてはHYGはクレジットリスクを分散できるという点が挙げられます。

冒頭でお話しした通り、本来ハイイールド債というのは格付けでいうと投機水準でデフォルトや元本割れリスクがあるなど比較的リスクの高い投資対象です。

HYGは投資対象を1200に分散しており、そういったリスクを低減できている点がメリットだと言えます。

キャピタルゲインも見込める

次に暴落時に仕込むことで一定のキャピタルゲインも見込める点が挙げられます。

株と違って右肩上がりの成長曲線は描けませんが、市場が落ち着けば85ドル前後まで回復することは見込めます。

よって、十分に下落してから投資をすることで一定のキャピタルゲインを狙えるという点が2点目のメリットです。

圧倒的なキャッシュフロー

そして3点目が、暴落時に仕込むことで圧倒的なキャッシュフローにつながる点が挙げられます。

リーマンショックの時のように10%にまで利回りが高まれば、HYGは素晴らしいキャッシュマシーンになります。

不労所得の最大化を目指す投資家にとっては、一定の株価水準をキープしつつ、高い配当利回りの恩恵を受けることができるというのは大きなメリットだと言えます。

HYGへの投資のデメリット

一方でやはりそれなりのデメリットもあります。

配当には二重課税

先ず1つ目のデメリットとしては、配当に対する二重課税の問題です。

日本の投資家はアメリカ現地課税として10%、日本での課税分としてそこから追加で約20%課税されてしまいます。

日本株よりも大体10%くらい余分に課税されてしまうという点が先ず1つ目のデメリットです。

為替リスク

次に為替変動リスクもデメリットとなります。

株価は一定の範囲で動きますが、日本の投資家は株価の変動に加えて為替の変動の影響も受けてしまいます。

円安方向に進めば利益を得ることができますが、円高に動くと想定外の損失を受ける可能性があります。

中長期的なキャピタルゲインの成長は見込めない

そして3点目のデメリットとしては、中長期的なキャピタルゲインは見込めないという点です。

世界全体に投資ができるVTやアメリカ全体に投資できるVTIであれば、長期的には力強い株価成長を期待することができますが、HYGはそういったキャピタルゲイン面での成長は期待できません。

あくまでインカムゲイン狙いの投資ということですね。

高配当が魅力のETF・HYGの活用方法

ここまでの内容からHYGの概要やメリット、デメリットをご理解頂けたかと思いますので、実際にどのような人にHYGが向いているかという点について、私なりの見解をお話しします。

インカムゲイン第一主義

先ず純粋に資産形成・資産運用においてトータルリターンの最大化を目的としている大半の方にはおすすめしません。

HYGはトータルリターンでは、VTIや VTといった右肩上がりのETFと比べると劣る傾向にあります。

一方で暴落時にしっかりと仕込めれば、HYGを上回る安定配当を出すETFも稀です。

例えば、セミリタイアやアーリーリタイアに向けて何よりも不労所得の積み上げを優先している投資家には選択肢の一つにはなり得ると思います。

不動産投資とのコンビネーション

また、HYGによる安定的なインカムゲインは人生の挑戦を助けてくれることもあると思います。

例えば暴落時にHYGに投資をすることで毎年120万円、月10万円のインカムが確定しているなら、月10万円の不動産ローンに困ることはほぼなくなります。

不動産投資で空室が続いたとしても毎月のローン支払いが10万円以内なら、家計が赤字になるのを防いでくれます。

不動産投資をしたいけど、空室リスクが怖いという人には安定的なキャッシュフローを保証してくれるという点で良い組み合わせになると思います。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

今回は暴落時に仕込みたい投資対象としてHYGをご紹介しました。

かなり尖ったETFなので万人向けというわけではありませんが、暴落時に仕込むことで旨味があるETFだとは思います。

今回の内容を聞いてHYGに興味が出たという方はご自身でもぜひ調べてみて下さい。

以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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