こんにちは、風見です。
今回はボーナスを投資に回す前に考えておいたほうがいいと個人的に思っていることについてお話していきます。
先ず初めて断っておきますが、これはあくまで私だったらの考えで何が正解というのはありません。
個々人のライフプランと投資の目的に合わせて自身で決めて頂ければと思います。
ただ、この記事を見て参考になる方もいらっしゃると思いますので、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
ボーナスで投資する前の5ステップ
兼業投資家の中にはボーナスを受け取ったらまっすぐに全額投資に回す方もいらっしゃいます。
それ自体を否定しているわけではありませんが、私の場合は次の5つSTEPを踏んでいます。
STEP1:1年以内の家計は十分に回っているか
STEP1は「1年以内の家計は十分に回っているかどうか」ということです。
投資の前に先ず第一に考えないといけないのが、十分に家計が回っているかということです。
毎月の給与/収入で補い切れていない部分があるなら先ずはその部分を補ってあげましょう。
STEP2:3年以内のイベント支出への備えは十分か
STEP2は「3年以内の決まっている支出への備えは十分か」ということです。
これは日々の生活費として3年先まで確保しておくということではありません。
例えば今後3年以内に結婚の可能性がある、子供が高校に行くなどのイベントへの備えです。
ここで例として進学を挙げましたが、高校や大学への進学の備えは本来は子供が生まれた時点で計画に反映し、長期で備えていくものです。
ですが、お子さんが文系だと思っていたら、医学部に行くことになったとか、高校で理系に行ったから、大学も理系を前提に準備をしようとかそういったものだと認識して頂ければと思います。
STEP3:自身が安心できる生活防衛費は十分か
STEP3は「自身が安心できる生活防衛費は十分か」ということです。
基本的には先ほど説明したSTEP1と2を最低限補えていれば大丈夫かなと思いますが、一番重要なのは本人にとってどのくらいキャッシュがあれば居心地がいいかです。
これは定量的な絶対的な正解はありません。
投資は心理的な要因が最もリターンに影響を与えるので、自身が「大暴落があってもぐっすり眠れる」というくらいのキャッシュが十分に溜まっているかを確認して下さい。
STEP4:自分へのご褒美は足りているか
STEP3までで生活防衛ラインは固まりました。
「じゃあ次こそ投資だ!」と思われるかもしれませんが、まだ投資には行きません。笑
次のステップは「普段は買えないけど、ずっと我慢していてどうしても欲しいものがないか」ということです。
こういったことを話すと、投資家にとって浪費はNGだ!とおっしゃる方もいるかと思います。
ただ私の投資の目的は人生をより豊かにするためのモノです。
そしてその前提には今も豊かで幸せであることが条件としてあります。
今を極端に犠牲にして将来年を取ってから豊かになっても、やはり若い間にやれることはたくさんあるので、今できることは今やって楽しむことを大切にしています。
お金は戻ってきますが、時間は戻ってこない!というのが私の信条です。
ただし、全額使っていいかと言われるとNOです!過度な浪費は将来を犠牲にします。
バランスとしてはボーナス手取りの25%までだったら許容範囲かなと思っています。
これは人それぞれです笑
STEP5:投資を考える
お待たせしました。ここまで来たらいよいよ投資をしましょう!
生活防衛費と自身へのご褒美がしっかりできてモチベーションが高まったと思いますので、投資をしていきましょう。
ボーナスの投資方法としては、正直一括投資でも問題ないかなと考えています。
日々の積立投資がしっかりできていれば、大きな問題にはならないと思うからです。
ただし、万人に、特に経験の浅い方におすすめなのがやはり分散投資です。
一括投資でも問題はないですが、ボーナスは6か月間の普段の積立額に積み増すのがベターかなと思います。
例えば30万円の余剰資金があるなら、毎月の積立額に6万円プラスするといった方法です。
6ヵ月経てば、またボーナスなので同じことを繰り返します。
こういった手法で、回していくうちにあなたを取り巻く環境も変わっていくと思います。
結婚したり、子供が生まれたりするたびに先ずは生活防衛費を十分に貯めた後に投資に回すことを徹底して頂ければと思います。
ボーナスを投資に回す前に考えたいことまとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
最初にもお話ししていた通り、今回お話しした考え方はあくまで私個人の考え方です。
私の場合は、将来豊かになりたいから投資をしています。
一方で将来豊かになりたいから、今苦しむ、楽しくないのはちょっと違うかなと思っています。
今を十分に楽しみつつ、将来の生活も豊かにするのが個人的には良いと考えています。
一方で、中には短期間かなり切り詰めて1年でも早く目標に届きたいという人もいると思います。
それはそれで全然アリで、自分自身のライフプラン・目的に合ったスタイルが結局は一番オススメなので、ゆっくりと考えて頂ければと思います。
今回はまだ十分に自身の目標が定まり切っていない人に向けての私なりの考えでした。
以上、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
皆さんの投資生活の参考になっていれば嬉しいです。