株式投資

高配当個別株紹介【最重要6つの投資判断基準も】

こんにちは、風見です。

今回は米国高配当銘柄をいくつか紹介していきたいと思います。
先にお断りしておきますと、今回おすすめする銘柄への投資を推奨することが目的ではないことはご理解下さい。
「これから米国株投資を始めてみたいという方に対してこのような銘柄もあるよ」ということ、「このような指標を使ってみてみるといいですよ」といった内容です。
私自身、今回紹介する銘柄に投資しているものもあればしていないものもあります。
今回紹介していない個別株に投資していたりもしますので、その点を理解頂いたうえでご視聴して頂けると幸いです。

先ずは投資判断をする際に私が確認している指標を6つ紹介した後に、実際に銘柄を10個紹介します。

投資判断時に必要な6つの判断指標

EPS(earnings per share)

EPSとはEarnings per shareの略で日本語では一株当たり利益のことです。
以下の式で表せます。

EPS = 税引後当期利益 ÷ 発行済み株式数

EPSは企業の収益力を判断する際に活用されます。
EPSの数値が高いほどその企業の収益力が高いと見ることができ、EPSの数値が低いときは企業の収益力も低いと判断することが多いです。

EPSは企業の収益性を測る指標で大きい程いいと覚えておけばいいでしょう。

PER(Price Earnings Ratio) :割安性指標

PERとはPrice Earinigs Ratioの略で日本語では株価収益率といい、株価の割安さをを見る指標です。以下の式で表せます。

PER=株価÷EPS

株価と企業の収益力を比較することによって株式の投資価値を判断する際に利用されます。

  • A社の株価が1800円でEPSが100円の企業のPERは18倍になります。
  • B社の株価が2000円でEPSが100円の企業のPERは20倍となります。

この場合、A社は1株益が100円で株価が1800円なので、投資回収するのに18年掛かり、B社の場合は20年かかります。A社の方が割安な銘柄ということが出来ます。

PERは企業の割安性を判断する指標で小さいほど良いと覚えておきましょう。

BPS(Book-value Per Share)

BPSとはBool value per Shareの略で日本語では一株当たり純資産と言い、企業の安定性をみる指標の一つです。

BPS=純資産÷株数

PBR(Price Book-value Ratio):割安性指標

BPSと合わせてみておきたいのが、PBRです。
PBRはPrice book value ratioの略で、日本語では株価純資産倍率と言います。

PBR=株価÷BPSで表せます・

  • A社の株価が2000円でBPSが1000円の場合のPBRは2倍
  • B社の株価が2000円でBPSが2000円だった場合のPBRは1倍

この場合、B社の方が割安ということになります。

PBRとは企業の割安性を測る指標で一般的には数値が低いほど割安とされます。

ROE(Return On Equity):効率性指標

ROEとはReturn On Equityの略で日本語では自己資本利益率といいます。
経営の効率性を見るための指標として活用され、株式資本を使って企業がどれだけの利益をあげたのかが分かります。

ROE(株主資本利益率/%)
=EPS(1株当たりの当期純利益)÷BPS(1株当たりの純資産)×100

ROEが高い企業ほど株主資本を効率よく使い、利益を上げていることとなり、低い企業は経営能力が低いと判断されます。
一般的にはROE10%以上の企業が投資に値すると言われています。

ROA(Return On Asset):割安性指標

ROAとはReturn On Assetの略で日本語では総資産利益率といいます。
経営の効率性を見るための指標として活用され、株式資本に加えて銀行からの借入や在庫、現金などの資産全てを使って企業がどれだけの利益をあげたのかが分かります。

ROA(総資産利益/%)=当期純利益÷総資産×100

ROAが高い企業ほど資産を効率よく使い、利益を上げていることとなり、低い企業は経営能力が低いと判断されます。
一般的にはROA5%以上の企業が投資に値すると言われています。

 

以上6つの指標について説明しましたので、高配当株の簡易紹介と合わせて各社の指標を見て頂ければと思います。

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高配当10銘柄紹介

以下、この記事を書いている時点の各銘柄の主要指標をまとめていきます。
※投資判断の際は必ず最新指標をご確認下さい。
※特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。

各銘柄についての指標は以下を示します。
銘柄名/ティッカー/配当利回り/EPS(割安性)/PER(割安性) /BPS(安定性)/PBR(割安性)/ROE(経営効率)/ROA(経営効率)

AT&T

<AT&T/T/5.98%/2.75ドル/12.39倍/25.28ドル/1.35倍/10.52%>

AT&Tは米国の通信インフラを担う大手企業です。
ベライゾンと双璧をなしています。
日本でいうとNTTドコモやKDDI、ソフトバンクがそうであるように、寡占的なビジネスを展開している為、安定したキャッシュフローを生み出すことが出来ています。
そのため配当も安定的で連続増配を継続中の配当貴族銘柄となります。

コカ・コーラ

<コカ・コーラ/KO/3.01%/1.57ドル/33.72倍/3.98ドル/13.32倍/37.89%>

言わずもがなでみんなが知っているコカ・コーラ製品の企画開発やマーケティングを行っている会社です。
日本でもビジネスを行っているようにグローバルでビジネスを展開しており、またM&Aにも積極的な企業です。
AT&Tと同様に連続増配を50年以上継続しており、高配当でありながら、増配もしているという高配当株投資家にとっては素晴らしい実績のある企業です。

エクソンモービル

<エクソンモービル/XOM/5.14%/4.81ドル/14.06倍/45.27ドル/1.49倍/10.87%>

エクソンモービルは石油メジャーの一角で、世界最大規模の石油会社です。
原油価格と株価が連動する為、最近は株価が上昇しにくい状況ですが、安定したキャッシュフローが見込める為、配当金・配当利回りは比較的高水準に保っています。
エクソンモービルも配当貴族となります。

IBM

<IBM/IBM/4.93%/11.80 ドル/11.13倍/18.82ドル/6.97倍/51.97%>

IBMは1911年にニューヨークで創業したIT企業です。
設立当初はタイムレコーダーなどを開発していた小さな会社でしたが、コンピューター時代を創ったと言えるIT大手で、今では従業員35万人を抱える巨大ITサービス企業です。
最近はITコンサル事業に転換しています。
しかし、ここ最近は売上収益が減収傾向で厳しい状況が続いています。
一方で19年連続で増配をしており、あと少しで配当貴族銘柄入りになりますので、頑張ってほしい企業ですね。

アルトリア

<アルトリア/MO/6.97%/3.79ドル/12.12倍/7.89ドル/5.81倍/47.09%>

アルトリアはマールボロで有名な全米首位のたばこ会社です。
元々は海外事業もしていましたが、2008年に米国外事業をフィリップモリスとして分離した為、現状は米国100%の事業展開となっています。
アルトリアだけに限った話ではなく、近年はFDAによる規制強化の動きが出ており、株価は下降傾向です。
FDAによる規制強化と喫煙者減に対してどう立ち向かっていくかに注目の企業ですね。

ベライゾン

<ベライゾン/VZ/4.32%/3.76ドル/14.81倍/12.86ドル/4.33倍/29.22%>

ベライゾンは先ほど紹介したAT&Tとならぶ米国2大通信企業の一角です。
ベライゾンの事業は有線事業と無線事業と分けてはいるものの基本的には通信ネットワーク事業がメインとなっています。
AT&Tがコンテンツビジネスで事業の多角化を目指している一方でベライゾンは通信インフラ業に専念することにしているようです。
AT&Tとどうようにインフラ事業なのである程度は安定した業績が見込めます。
増配も10年以上継続していますし、配当利回りも4%以上なので、高配当株ホルダーにとっては魅力的な企業であることに間違いないかなと思います。

ファイザー

<ファイザー/PFE/4.2%/1.76ドル/19.43倍/11.09ドル/3.09倍/17.59%>

ファイザーは世界最大級の売上規模を誇る製薬メーカーです。
米国を含む先進国での売上高が全体の7割以上を占め、アフリカ・中南米などの新興国が2割程度となっています。
製薬大手に共通することではありますが、大型薬の特許切れによる競争激化がある中、常に株主価値向上を求められているファイザー経営陣は新たな収入源を求めてM&Aを活用しています。
自社で一から開発して厳しいFDAの審査を突破するよりも、資金力を活かして他社を買った方が効率的という経営判断です。
今のところは9年連続で増配をしていますが、M&Aの失敗などの要因で配当がカットされるリスクは常にある銘柄かなと思います。

フィリップモリス

<フィリップモリス/PM/5.47%/5.1ドル/16.35倍/-8.01ドル/-10.4倍/-63.50%>

フィリップ・モリスは日本人には特に人気の「アイコス」で成長を目指す世界2位のたばこ会社です。(一位はBTI)
米国は訴訟社会でFDA(アメリカ食品医薬品局)の規制も厳しい為、2008年に米アルトリア・グループの米国外事業が分離してできた会社です。
フィリップモリスは将来的にはすべて加熱式タバコに移行すると表明していますが、現状ではまだ売上高の86%が紙巻きたばこです。
主なブランドに「マールボロ」、「L&M」、「チェスターフィールド」、「ラーク」、「パーラメント」などがあります。

米国のたばこ動向には不安があるが、高配当なたばこ銘柄に興味がある人の候補の一つになる銘柄ですね。

ウェルズファーゴ

<ウェルズファーゴ/WFC/4.63%/4.34ドル/10.12倍/42.82ドル/1.03倍/11.42%>

ウェルズファーゴは、米国内で伝統的な融資業務を中心にビジネスを展開している大手リテール銀行で、言わずと知れたバフェット銘柄です。
2008年にリーマンショックで経営危機に陥っていたワコビア銀行を買収し現在の規模まで拡大しました。
ウェルズファーゴは2016年に従業員が顧客に無断でクレジットカードを作る不祥事が発覚したことを契機に株価が低下しています。

スリーエム

<スリーエム/MMM/3.66%/9.39ドル/16.92倍/16.99ドル/9.35倍/54.60%>

スリーエムは、化学・電気素材技術を中核としたコングロマリットで米国内売上高は4割弱で海外売上比率が高いです。
売上比アジア(日本含む)が31%、欧州中東アフリカが21%です。事業セグメントは工業(industry)、ヘルスケア(Health Care)電子機器とエネルギー(Electronics and Energy )、消費者向け(Consumer)など他業種にわたります。
そして何と言っても連続増配60年と素晴らしい実績を残してきましたことが高配当株ホルダーにとっては素晴らしいポイントだと思います。

高配当株は複利運用に不利? 私が高配当株を選ぶ理由とは株式投資を始める際には、まず初めにどういう方向性で投資をしていくかを決めると思います。日本株にするか・米国株にするか、個別株にするか・投資信託にするかなど。そのような悩みの中の一つに「無配株にするか・高配当株にするか」といった悩みもあると思います。今回は「無配株か高配当株か」に関する私の意見を紹介しようと思います。...
 

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。
今回は主要な指標と高配当銘柄を紹介しましたが、指標としては他にもβ値や配当性向、キャッシュフローなどいろいろありますので、別の機会に紹介できればと思います。

また冒頭でもお話しした通り、今回紹介した銘柄に投資をすれば確実に儲かるという話ではありませんので、その点はご承知おきください。
当然のことですが、投資はあくまでも自己責任ですね。

みなさんもぜひ証券会社のHP等で銘柄を探してみてください。
コメントやTwitterのDM、G-mailを送って頂けると私の方でも調べてみます。

以上、皆さんの投資活動の参考になれば幸いです。最後までご覧頂きありがとうございました。

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