投資ノウハウ

暴落時に高配当株60万円投資した結果【高配当株は覚悟が必要】

こんにちは、風見です。

今回は2018年末の暴落時に投資した約60万円の高配当株の現在の投資収益を共有しながら、「高配当株投資をする時には覚悟が必要」というお話をしていきたいと思います。

先日このようなツイートをしました。

https://twitter.com/hirofumi_kzm/status/1294169586363822080

👑高配当株投資には覚悟が必要

🔽高配当の懸念点としては次の3つが挙げられます。

  • 再投資する場合は効率悪化
  • 特に最近はパフォーマンスが悪い
  • 目先の配当が賢明な投資家を狂わせる

高配当株投資自体が悪いのではなく、高配当株投資を理解せずに投資をしてしまう投資家に問題ありです😅

自身の投資方針にあった手法を選択しましょう👍

こういった内容です。

  • 高配当株投資を選択肢の一つに考えている
  • 高配当株投資の注意点を知りたい
  • 高配当の直近のリターンを知りたい

こういった方に有益な記事なので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

最初に簡単に自己紹介させて頂きます。

わたしは給与所得を全世界株式への投資に回して、一部を米国株式ETFや個別株に投資しています。

ポートフォリオのざっくりとした内訳はこの円グラフの通りです。

個別株にも投資をしていますが、基本的にはインデックス投資を主軸においた運用をしています。

YouTubeでは動画で解説しています:)

高配当株投資のメリット・デメリット

はい、それでは本題です。

先ずは高配当株の概要やメリット・デメリットについてお話ししていきます。

高配当株投資とは、配当利回りが比較的高い銘柄に投資をする投資手法のことです。

どのレベルが高配当かというのは人にもよりますが、私の感覚的には個別銘柄なら4%以上、ETFなら3%以上の配当利回りがあれば、高配当だという認識です。

高配当株投資のメリット

高配当株投資のメリットとしては、次の3つが挙げられます。

不労所得になる

メリットの1点目は、株式の配当収入は完全な不労所得になるという点が挙げられます。

一度投資をしてしまえば、投資家は何もしなくても定期的に収入を得ることが出来ます。

例えば1000万円を配当利回り5%の株に投資していれば、それだけで年間で50万円の収入増となります。

時給2000円だったとしても、50万円稼ごうと思えば、250時間の労働が必要です。

1日8時間働いたとしても、30日以上の労働が必要なので、そう考えると大きいですよね。

このメリットがやはり高配当株投資の醍醐味だと言えます。

配当が精神的なバッファに繋がる

高配当株投資のメリットの2点目としては、配当が精神的なバッファに繋がるという点が挙げられます。

長期投資をしていると、数年に一度は暴落に合ってしまいます。

株価が20%、30%下落している局面では投資家のメンタルは相当痛めつけられています。

そんな時に配当という形でコツコツと利益確定ができるのは、投資家のメンタル面にプラスの影響が期待できます。

「株価は下落しているけど、配当をもらえるしホールドしておこう」という思考によって、株価暴落による狼狽売りを回避できる可能性が生まれるというのが2点目のメリットです。

配当利回りによる株価下支え

高配当株の3点目のメリットとしては、株価が下落している局面でも、相対的に配当利回りが高くなることで、株価下支え効果が期待できる点が挙げられます。

例えば、株価100円で配当が5円の株の配当利回りは5%ですが、株価が下落し、80円になれば配当利回りは6.25%となります。

普段は5%前後の株の配当利回りが6%に高まることで、高配当狙いの投資家による買いが発生し、結果として株価が下支えされることがあります。

高配当株投資のデメリット

次に高配当株投資のデメリットも3つ紹介します。

配当への課税

先ず一つ目のデメリットとしては、配当に課税されてしまう点が挙げられます。

日本株の場合は20%、米国株の場合は現地課税で10%、日本で20%の課税を受けてしまいます。

配当を不労所得として、そのまま生活に使う場合は気にしなくていいと思います。

一方で、配当を再投資する場合は、課税されてしまう分不利になります。

仮に投資信託で分配金を出さないタイプであれば、課税されることなく、再投資されるので、資産運用効率という面では投資信託の方が良くなります。

パフォーマンスが市場平均に劣後

デメリットの2点目は、特にここ数年は株価パフォーマンスやトータルリターンが市場平均に劣後する傾向にある点が挙げられます。

特に2019年以降はグロース株が市場を牽引していることもあり、高配当株は相対的にトータルリターンが見劣りしてしまいます。

目先の配当が判断を狂わせる

3点目のデメリットとしては、目先の配当が賢明な投資家の判断を狂わせてしまう点が挙げられます。

というのも、株価が下落して相対的に配当利回りが高くなれば、高配当株投資家にとっては当然魅力的に写ってしまいます。

仮に普段であれば、投資をしないような銘柄であっても、「配当利回りが高い分、多少のリスクをとってもいいかな」という気分になってしまいます。

結果として、いわゆる日産のような罠高配当銘柄に投資をしてしまうことになります。

このような特徴を持った高配当株投資ですが、ここからは本題である「高配当株投資には覚悟が必要」という根拠をお話ししていきたいと思います。

2018年末の暴落時に投資をした高配当株のいま、、

皆さん2018年の年末に暴落があったことは覚えていますでしょうか。

2018年の9月ごろまで好調だった相場は米中貿易問題やそこから派生した様々な懸念を要因として下落し、2018年年末までの間で約15%ほど下落しました。

私はその暴落で周りの投資家がざわついている時に米国高配当株ETFであるVYMとHDV、SPYDに投資をしました。

各銘柄への投資内容は、この表の通りです。

VYMに約13万円、HDVに約40万円、SPYDに約13万円です。

その後2019年は、皆さんご存知のとおり、S&P500が年間で30%ほど上昇するという絶好調の年になりました。

2020年3月にはコロナショックによって市場は一時期30%を超える暴落を見せましたが、その後、 S&P500は再び最高値付近まで回復しています。

市場としては、今お話しした通り回復していますが、私が2018年末の暴落時に投資した資産がどうなっているかというと、この通りでまだ評価損の状態となっています。。

せっかく2018年末の暴落時に高配当株に投資ができたのに、結果としては2018年のピークで、割高なS&P500に投資をしていた方がトータルリターンは優れていたことになります。この結果だけを聞くとなかなか辛いですよね。。

絶好調のQQQと比べると、高配当株投資の見劣りが激しいですね。

高配当株投資はおすすめできない?

では、高配当株投資は劣っていて、推奨できない投資手法か?と言われると、個人的にはそういうわけではないと考えています。

株式投資の基本はトータルリターンの最大化です。

株価の値上がりによるキャピタルゲインと配当によるインカムゲインを合わせたトータルリターンが最大化することを目指して、様々な投資手法をよりどころにしながら投資をすることになります。

バリュー株投資やグロース株投資、インデックス投資、アクティブ投資など様々な手法がありますが、基本的には投資家はトータルリターンの最大化を目指しています。

一方で、高配当株投資だけはこの基本から外れることがあります。

高配当株投資家の目的はトータルリターンの最大化ではなく、インカムゲインの最大化にあります。

もちろん中には高配当株投資でトータルリターンの最大化を狙っている人もいるとは思います。

ただ、実際は高配当株投資家の多くはトータルリターンではなくインカムゲインの最大化を目指しています。

では、インカムゲインが目的の投資家にとって、2018年末から現在に至るまで、高配当株投資は適切な投資手法だったのでしょうか。

このグラフは、2018年の年初にVOO、VYM、HDVにそれぞれ10,000ドル投資したときの配当支払い実績を可視化したものです。

これを見ると、VYMとHDVの配当は安定的にVOOよりも多く尚且つ、2018年から2019年にしっかりと増配もできているということがわかります。

つまり、高配当株投資家のインカムゲインの最大化という目的はしっかりと達成されているということです。

ただ、そうは言っても高配当株投資は他のメジャーな投資手法と比較しても少し特殊です。

特殊だからこそ、強い賛成意見の人もいれば、強い反対意見の人もいます。

そして実際に今は特に高配当株投資家にとっては非常に難しい時期ではあるので、投資をする際は高配当株投資の特徴やデメリットをしっかりと理解した上で投資をする必要があります。

投資の目的を明確にしよう

ただ、こういった話をすると、「そうはいってもトータルリターンでこれだけ市場平均に劣後していたら意味がない」と感じる人もいると思います。

もしこのように感じたとしたら、それはあなたにとって高配当株投資は適切な投資手法ではないということです。

ただそれだけです。

重要なのは、あなたが自分自身の「投資の目的にあった手法を選択する」ということです。

例えば、三菱サラリーマンというペンネームで活躍されていた穂高唯希(ほだかゆいき)さんは、セミリタイアをするために「高配当株投資での不労所得を最大化する」ことを目的にされていました。

結果として、穂高さんはその目的を達成してセミリタイアされています。

では、皆さんに質問です。「穂高さんの投資手法は間違っていたでしょうか?」こう聞くと、ほとんどの人は「穂高さんは穂高さんの目的を達成したので適切だった」と思われると思います。

いかがでしょうか。

少しずつ腹落ちしてきたでしょうか。

何度も繰り返してしまって恐縮ですが、重要なのは「あなたの投資の目的にあった投資手法を選択する」ということです。

「高配当株投資がダメ」

「投資信託がダメ」

「米国株投資が1番」

などと、まるでそれが絶対的な正解かのように意見を言う人もいますが、それはその人にとっての価値観であって、あなたには関係ありません。

他人の意見に惑わされずに、しっかりと自己分析をして適切な手法を選択しましょう。

YouTubeやブログ、Twitterはただの情報収集のツールとして使って、最終的には自分自身の責任でしっかりと投資をするようにして頂ければと思います。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

今回は、私の暴落時の高配当株投資を例に出しながら、高配当株投資をする場合は覚悟が必要だというテーマについてお話ししてきました。

今回お話しした内容はあくまで私個人の意見ではありますが、高配当株投資に限らず、どんな投資手法においても非常に重要な考え方だと思います。

ぜひ参考にして頂き、皆さんの投資生活に活かして頂ければ幸いです。

それでは皆さん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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