投資ノウハウ

神すら勝てないドルコスト平均法【割高でも関係なし】

神様ですらドルコスト平均法に勝てないとしたら、あなたはドルコスト平均法以外の投資を選択しますか?

こんにちは、風見です。

今回はドルコスト平均法の有効性について検証した海外のサイトのデータを引用しつつ、株価が割高だと言われるいま、どのような投資戦略をとるべきなのかを考えていきたいと思います。

恐らくこれまで皆さんが見てきたドルコスト平均法に関する有効性を示す動画や記事の中でも最も強烈に納得感のある内容になっていると思います。

コロナショックからの金融緩和による株価の急激な上昇を目の辺りにして、投資をためらっている方、次の暴落に備えてキャッシュを溜め込んでいる方も多いと思います。

今回の紹介する内容はそんな方にもぜひ見ていただきたいものとなっているので、ぜひ最後までお付き合いください!

ドルコスト平均法 vs 底値買い戦略

それでは早速ドルコスト平均法の有効性の検証をしていきましょう。

今回の検証ではドルコスト平均法と底値買い戦略を比較していきたいと思います。

基準となるドルコスト平均法に関しては、毎月100ドルを40年間投資することとします。

それに対して底値買い戦略とは、毎月100ドルをキャッシュとしてため続け、底値のタイミングでだけ、貯めていたキャッシュをまとめて一括投資することとします。

ここでの底値とは、一つ前の最高値から次の最高値までの間の最も株価が低い時点を指しています。

本来は株価が下落している時に底値をピンポイントで当てるのはほぼ不可能ですよね。

2009年のリーマンショックのときも、2020年のコロナショックのときもいつが底値なのかはその時点では絶対に判断不可です。

投資家の皆さんなら、あとからチャートを見てこの時に

「投資出来ていれば、今頃は。。。」

というような妄想をしたことはあると思います。

今回はそんな妄想を実現する形での投資を前提としています。

まさに神にしかできないような神業ですよね。

普通に考えたら底値買い戦略のほうがいい結果を出しそうですよね。

このようなドルコスト平均法にとって圧倒的に不利そうな条件で、はたしてドルコスト平均法がどこまで対抗していけるかを皆さんと一緒に見ていきたいとおもいます。

ドルコスト平均法vs底値買い戦略の例・1995年〜2018年

それでは、先ずは一例として底値買い戦略が実際にどのように機能するのかをご紹介したいと思います。

このグラフはS&P500に1995年に1ドル投資した場合の2018年までの推移となっています。

そして左のグラフの緑色の店の箇所が最高値のタイミングを示しています。

SP500が2000年頃にいわゆるドットコムバブルで最高値をつけた後、バブル崩壊とリーマンショックがあったことで、次に最高値をバブル崩壊後12年ほど経ってからになりました。

そしてこの間に底値買い戦略で買い付けたタイミングがいつかというと右グラフの赤色でマークした箇所になります。

最高値と最高値の間の最も低いポイントに赤マークがあることがお分かり頂けると思います。

繰り返しになりますが、本来ならこんなにピンポイントに完璧に底値のタイミングで買い付けることは不可能です。

が、、、このような偉業を成し遂げた場合のドルコスト平均法とのリターンの比較がこちらの左グラフとなっています。

黒色のグラフがドルコスト平均法で青色のグラフが底値買い戦略のリターンの推移となっています。

このグラフをみてお分かり頂ける通り、結果は底値買い戦略のほうが良いリターンを残しました。

この1995年から2018年までの24年間の比較では見事に神の御業である底値買い戦略が勝つことになりました。

この期間の底値買い戦略の投資タイミングをより分かりやすく可視化したのが、右側のグラフです。

グラフの下の方の緑色の背景箇所は底値買い戦略でキャッシュの溜め込み具合を表しています。

ご覧いただいてお分かり頂ける通り、2000年頃に高値をつけた後、リーマンショックで底値をつけるまでの間にキャッシュを9年間貯めたことで、その額は10,600ドルまで積み上がりました。

このキャッシュを一気にリーマンショックの底値のタイミングで買い付けることができたおかげで、最終的なリターンでもドルコスト平均法を上回ったというわけです。

さて、この結果をみて

「やっぱり底値待ちをした方が良い」

と思った、そこのあなた!

ちょっと待って下さい。

皆さんにお見せしたいデータはここからです。

今の検証では1995年から2018年までの24年間の比較でした。

ここからは、より長期の40年平均リターンで比較していきたいと思います。

ドルコスト平均法vs底値買い戦略の例・40年平均リターン編

SP500の1920年から2018年までのすべての期間での40年平均でデータを比較した時に、ドルコスト平均法と底値買い戦略の投資成績を比較したのがこのグラフです。

このグラフは点線から上の範囲に折れ線グラフがあれば、底値買い戦略が上回っていたことを示しており、点線から下半分に折れ線グラフがあればドルコスト平均法がアウトパフォームしたことを示しています。

このグラフから言えることととしては主に次の2つがあります。

一つが全期間の70%においてドルコスト平均法が底値買い戦略を上回っているということ。

そしてもうひとつが、1940年以降は一貫してドルコスト平均法が底値買い戦略を上回り続けているということです。

なぜこのような結果になるかということを分かりやすく示すために、1975年から2014年までのドルコスト平均法と底値買い戦略の比較を見ていきたいと思います。

ドルコスト平均法が強い理由

先ほどと同じように左側のグラフは黒色の折れ線がドルコスト平均法で青色の折れ線が底値買い戦略、赤色でマークしている箇所が底値買いするポイントを示しています。

そして次に右側のグラフを見てください。

これは1975年から2014年までの間のそれぞれのタイミングで投資した100ドルが2014年時点でいくらになっているかを示したものです。

例えば、グラフの左端の1975年時点に投資した100ドルは2014年時点には2000ドル以上に成長していることを示しています。

赤の点線のラインがちょうど100ドルなので2013年に投資した100ドルはほぼ変わっていないので、赤の点線に近い位置にいますね。

このグラフから分かることとしては、

より早く投資をしていた方が、最終的なリターンにつながっているということです。

皆さん御存知の通り、投資で重要なのは複利の効果を最大限発揮することです。

そして複利の効果を最大限発揮するためには時間が必要です。

このグラフは早いタイミングで投資をしておくことの重要性をよく示してくれていると思います。

そして、ドルコスト平均法が底値買い戦略よりも有効な投資手法になる傾向がある最大の理由がここにあります。

確かに底値買いはその時時のベストなタイミングでの投資ですし、決して損をすることがないように思えます。

ただ、長期的に右肩上がりの投資対象の場合は、投資せずにキャッシュでおいておく時間が長くなれば長くなるほど機会損失の方が大きくなっていくということですね。

底値買いのメリット

ここまでで、長期的に見ればドルコスト平均法が神業レベルの底値買いよりも高いリターンを出す可能性が高いことご理解いただけたかと思います。

私はもちろん、この内容を理解しているので、ドルコスト平均法で淡々と投資をしているかといえば、実はそうではありません。

もちろん、ドルコスト平均法でつみたててはいるんですが、並行して暴落用にキャッシュもつみたてています。

なぜなら底値買い戦略にもメリットがあるからです。

底値会戦略のメリットは、暴落時にキャッシュを手元において置けることです。

これは当たり前ですが、私にとっては非常に重要なことです。

暴落時も淡々と冷静に投資ができればそれに越したことはないのですが、私達人間にはメンタルという強敵がいます。

いくら理性では暴落が来ても投資を継続することが大切だと感じていても、暴落中はこれまで積み上げてきた資産が崩れ落ちているように見えて、冷静でいられなくなることもあります。

結果として狼狽売り、パニック売りの経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。

一方で暴落時にキャッシュを持っていると、

「ようやくこの積み上げたキャッシュを投資できるタイミングが来た。」

「割安なタイミングでようやく仕込める」

というようなポジティブなメンタルを保てます。

私は実際にコロナショックの時にこのメンタル面での効用を強く実感しました。

確かに、算数的にはキャッシュを溜め込むことは合理的ではないかもしれません。

ただ、私は暴落用にキャッシュをある程度貯めておくことは投資を続けるための非常に重要なセーフティネットになるので、今後もこの戦略をとっていこうと考えています。

ドルコスト平均法は有効

以上、いかがでしたでしょうか。

今回は絶対に不可能な神業レベルの底値買い戦略とドルコスト平均法のリターンの比較をすることで、いかにドルコスト平均法が有効な手法かという点をお話しました。

また、最後に合理的にはドルコスト平均法が一番いいけれども、メンタル面を考慮に入れると、キャッシュを撮っておくという戦略も人によってはありだと思うという私の見解をご紹介させていただきました。

皆さんの投資ライフの参考になりましたでしょうか。

最後までお付合い頂きありがとうございました!

それでは皆さん、今日も素敵な一日をお過ごしください。

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