株式投資

投資を始める適切な時期とは? 投資初心者が下落局面から始めるといい理由

こんにちは。「米国株×豪ドル投資で安定×成長の両立した資産運用」を目指しているHiROです。
今回は「投資を始めてみたいけどいつから始めたらいいかわからない!」といった方への話をしたいと思います。また、今回はその中でも特に“中長期的な投資を目指している”投資未経験者に向けた内容となっています。投資開始時期については様々な意見があると思いますが、一意見として、私の意見を紹介させて頂きます。

投資はいつ始めるべきか

投資と一口に言っても、その投資スタイルは大きく分けるとキャピタルゲインを狙う投資スタイル、インカムゲインを狙うスタイル。一般的にキャピタルゲインを狙う投資スタイルの場合は短期的な運用が多く、インカムゲインを狙うスタイルの場合は長期的な運用が多いといわれています。
さて、今回のテーマの「投資はいつから始めるべきか」に関して、私の意見としては、次の通りです。

  • 短期的なキャピタルゲイン狙いの場合は、いつでもOK
  • 長期的なインカムゲイン狙いの場合は、下落局面

下落局面から投資を始めるメリットとは

長期的なインカムゲイン狙いの場合は、下落局面から入るべきだと考える理由は次の2点です。

  • 割高銘柄に投資する可能性を小さくする
  • 自身のリスク許容度が早い時期に分かる

このうち、特に2つ目の自身のリスク許容度が早い時期に分かることは、長期投資で成功するためには非常に重要なことだと考えています。それぞれについて深堀していきましょう。

割高銘柄に投資する可能性を小さくする

この点は、本来は長期(積立)投資をする上ではそこまで重要なファクターではありません。長期的には短期的な株価の上下は最終的なリターンへの影響は限定的だからです。ただし、そうは言っても割高局面というのはあります。直近の日経平均で言うと2015年後半に20,000円になった時や、米ドル円でいうと2015年後半のUSDJPY=120円になった時がそうです。日経平均の場合は2015年以降株価が下落し、20,000円台に回復したのは2017年の後半と約2年かかっています。米ドル円で言うと2019年3月8日現在では、まだ120円のレベルには届いていません。

このように株価や為替は波を打ちながら進んでいきますが、割高、割安という局面は存在します。ただし、その時が割高か割安かというのは後から結果論として分かることです。よって、下落局面から入ることで少なくともピークから始めるという事態を避けることが出来るというのが初心者の方にとっては良いのではないかと考えています。

自身のリスク許容度が早い時期に分かる

2点目が、自身のリスク許容度が早い時期に分かることです。個人的にはこのメリットが長期的な投資をする上で最も大切だと考えています。下落局面で投資を始めると、早ければ投資をした瞬間から評価がマイナスになることもあると思います。毎月の分散投資を目指す人は毎月毎月徐々に評価損が拡大していきます。最初の方は「大丈夫大丈夫」と淡々と投資が出来るかもしれませんが、人間の心は意外と弱いです。特に投資初心者にとっては評価損が膨らんでいる中で積み立てを継続するのはかなりハードだと思います。結果、中には損切りしてしまう人もいるでしょう。損切りした人は「投資はやっぱりギャンブルだ」、「相場が悪かった」と言って資産運用の世界から退場してしまうかもしれません。その人にとっては株式投資は損で終わることになってしまいます。

私が下落局面から投資を始めるべきと考えるポイントがここです。投資金額100万円に対して20%下落した時点でリスク許容度を超え、損切りした場合の損失は20万円で済みます。一方で、投資をはじめた最初は上昇局面で順調に資産を増やしていき、500万円まで資産が増えた時点で20%の下落に直面してしまった場合、100万円の損失を出して退場してしまうことになります。これは極端な例ですが、自分がどのくらいの下落に耐えられるかを早い段階で知ることで、自身のポートフォリオを工夫することが出来ます。自分が思っていたよりも自身のリスク許容度が狭い場合は、株式の比率を下げ、国債比率を高めたディフェンシブなポートフォリオを組むことで対応できます。

以上のことから、私は下落局面から資産運用を開始することをお勧めしています。

落ちているナイフを掴むのは愚の骨頂

こういった話をすると、「ナンピンはダメでしょ」という意見が出てくるかと思います。確かにいわゆるナンピンは平均単価を下げるというメリットがある一方で、買い増ししてからさらに下落した場合は損失がより膨らんでしまうというデメリットもあります。
確かに個別株投資の場合は、ナンピンを繰り返し、結果として投資先企業が倒産してしまえば大きな損失を生んでしまうことになります。
一方で、VTやVTIなど広く分散されたETFの場合は個別株の様に倒産リスクもありませんし、基本的には成長していくことが期待されている為、いつかは株価が回復すると考えられます。実際に過去のデータを見ても、世界の株はリーマンショックなどの暴落を乗り越えて順調に成長しています。

長期的に積立分散投資をすることが前提の場合は、ナンピンは投資手法としてアリだというのが私の意見です。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。下落局面で資産運用を開始し、自身のリスク許容度を早い段階で把握することで、自身に合ったポートフォリオを構築し、長期投資をする基盤を作って頂ければと思います。

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